留美子が深い溜め息をつき、翔太に指差して見せる。
「良かったぁ……もう、ふたりともビックリさせないでよ」
そう言い、理恵がその場に立ち上がり、私と高広も立ち上がって翔太を見る。
「別にそんなつもりはなかったんだけどな。終わったら、ここに集合って言っておいただろ? だから来ただけなんだけど」
調べ終わったらここに集合……確かにそうは言っていたけど、私達より早く着いているとは思わなかった。
それに、「赤い人」が生産棟の一階に現れたって、校内放送が流れたから。
「最後の教室を調べてる時に、あの校内放送が流れたからあせったけどね」
あせったと言いながらも、今じゃあすっかり余裕を見せている留美子。
ふたりが無事だったのはうれしい。
でも、調べ終わったのなら、カラダは見つかったのだろうか?
「それで、明日香達の方はカラダは見つかったのか?」
翔太の言葉に、私は首を横に振った。
翔太の話によると、生産棟にカラダは無かったようだ。
と、なると、この大職員室にひとつはある。
仮に無いとしても、旧校舎と放送室に3つあるはずだ。
そうでなければ、計算が合わないから。
「良かったぁ……もう、ふたりともビックリさせないでよ」
そう言い、理恵がその場に立ち上がり、私と高広も立ち上がって翔太を見る。
「別にそんなつもりはなかったんだけどな。終わったら、ここに集合って言っておいただろ? だから来ただけなんだけど」
調べ終わったらここに集合……確かにそうは言っていたけど、私達より早く着いているとは思わなかった。
それに、「赤い人」が生産棟の一階に現れたって、校内放送が流れたから。
「最後の教室を調べてる時に、あの校内放送が流れたからあせったけどね」
あせったと言いながらも、今じゃあすっかり余裕を見せている留美子。
ふたりが無事だったのはうれしい。
でも、調べ終わったのなら、カラダは見つかったのだろうか?
「それで、明日香達の方はカラダは見つかったのか?」
翔太の言葉に、私は首を横に振った。
翔太の話によると、生産棟にカラダは無かったようだ。
と、なると、この大職員室にひとつはある。
仮に無いとしても、旧校舎と放送室に3つあるはずだ。
そうでなければ、計算が合わないから。



