「り、理恵? どうしてこんな所に……」
わけがわからない、理恵は翔太と留美子の3人で動いていたはずなのに。
「残りの教室が少なくなったから、後はふたりでやるからって……明日香達がどこにいるかわからないし、『赤い人』の歌が聞こえなかったから、ここに隠れてたの。それで、溜め息が聞こえたから……」
怖がりのはずなのに、理恵がこんな大胆な行動を取るなんて。
「赤い人」や健司に見つかったら、殺されるかもしれないのに。
「ビックリしたよ……理恵がここにいるなんて思ってないから。放送室の中の人だと思ったよ」
でも、翔太が理恵だけをこっちによこしたという事は、生産棟でカラダが見つかっていないという事。
「あ、理恵、なるべく静かにしよう。放送室の中の人に気づかれないように」
生産棟でふたりが無事なのかという不安はあった。
でも、正直なところ、理恵が来てくれてうれしかった。
私達はトイレを調べ終わり、南側の教室に入ると、高広はすでに机の中を調べていた。
私達を見て、首を傾げていたけど、理由を説明したら納得してくれたようだ。
理恵と合流して、調べる速度も上がり、調べていなかった教室すべてを終える事ができた。
わけがわからない、理恵は翔太と留美子の3人で動いていたはずなのに。
「残りの教室が少なくなったから、後はふたりでやるからって……明日香達がどこにいるかわからないし、『赤い人』の歌が聞こえなかったから、ここに隠れてたの。それで、溜め息が聞こえたから……」
怖がりのはずなのに、理恵がこんな大胆な行動を取るなんて。
「赤い人」や健司に見つかったら、殺されるかもしれないのに。
「ビックリしたよ……理恵がここにいるなんて思ってないから。放送室の中の人だと思ったよ」
でも、翔太が理恵だけをこっちによこしたという事は、生産棟でカラダが見つかっていないという事。
「あ、理恵、なるべく静かにしよう。放送室の中の人に気づかれないように」
生産棟でふたりが無事なのかという不安はあった。
でも、正直なところ、理恵が来てくれてうれしかった。
私達はトイレを調べ終わり、南側の教室に入ると、高広はすでに机の中を調べていた。
私達を見て、首を傾げていたけど、理由を説明したら納得してくれたようだ。
理恵と合流して、調べる速度も上がり、調べていなかった教室すべてを終える事ができた。



