留美子のツボは、健司のおばあちゃんを見た時にわかったから。
「さあさ、早よう入らんね。おや、お嬢さんは、高ちゃんのガールフレンドかい?」
「ありがとうおばあちゃん。でもガールフレンドはあっち。私はただの友達」
おばあちゃんの手を取り、ニコニコしながら部屋に上がる留美子。
「さて、家もわかった事だし、俺は海を見てこようかな?人生で初の海だからさ」
翔太もまた、ソワソワした様子で海の方を気にしている。
人生で初の海が漁港というのも、なんだか寂しい気がするけど、翔太がそれで良いと言うなら良いのだろう。
「あ、じゃあ私も行く。明日香も行こうよ」
そう言った理恵に、なかば無理矢理連れ出されるようにして、私も海に向かった。
「うわ……やっぱりすごいな。川や湖とはわけが違う」
おばあちゃんの家から海に向かい、船着き場に沿って歩いてたどりついた防波堤の先端。
そこで翔太は驚嘆の声を上げた。
「翔太は、本当に海を見るのが初めてなんだね。学校の裏にある川とは、やっぱり違うもんだよね」
「そうだな、迫力が違う!」
理恵と翔太……二日目の「カラダ探し」で、あんな事があったけれど、こうして見ているとなかなかお似合いだ。
「さあさ、早よう入らんね。おや、お嬢さんは、高ちゃんのガールフレンドかい?」
「ありがとうおばあちゃん。でもガールフレンドはあっち。私はただの友達」
おばあちゃんの手を取り、ニコニコしながら部屋に上がる留美子。
「さて、家もわかった事だし、俺は海を見てこようかな?人生で初の海だからさ」
翔太もまた、ソワソワした様子で海の方を気にしている。
人生で初の海が漁港というのも、なんだか寂しい気がするけど、翔太がそれで良いと言うなら良いのだろう。
「あ、じゃあ私も行く。明日香も行こうよ」
そう言った理恵に、なかば無理矢理連れ出されるようにして、私も海に向かった。
「うわ……やっぱりすごいな。川や湖とはわけが違う」
おばあちゃんの家から海に向かい、船着き場に沿って歩いてたどりついた防波堤の先端。
そこで翔太は驚嘆の声を上げた。
「翔太は、本当に海を見るのが初めてなんだね。学校の裏にある川とは、やっぱり違うもんだよね」
「そうだな、迫力が違う!」
理恵と翔太……二日目の「カラダ探し」で、あんな事があったけれど、こうして見ているとなかなかお似合いだ。



