自動販売機で、パックのオレンジジュースを買い、それにストローを刺して口に付ける。
「理恵はあれからどうしたの? 私が屋上から落ちた後」
毎回気になる、自分が死んだ後、残された人の行動。
その後にカラダを見つけたという話は、4つのうち2つもあるから、少し期待をしていた。
「あは、それがね……私もすぐに死んじゃったんだ。明日香が落ちて、そこから下をのぞき込んだまでは良かったんだけど、戻る時に、倒れた柵が足に引っかかってさ。振り返りながら倒れちゃった」
少し舌を出して、恥ずかしそうに頭をかく理恵。
「カラダ探し」に巻き込まれる前は、理恵が良くやっていた癖だ。
なんだか、ずいぶん久し振りに見たような気がする。
「もうすぐ17時だ。旧校舎に行こうか」
ホールの時計を見ながら、翔太が立ち上がった。
八代先生が、何をどこまで知っているのか……。
期待と不安で、胸が高鳴っていた。
八代先生から話をきくために、旧校舎にやってきた私達。
玄関では、八代先生が田村先生に何度も頭を下げている所だった。
「八代先生、約束してたじゃないですか。次は、約束は守ってくださいよ!」
「理恵はあれからどうしたの? 私が屋上から落ちた後」
毎回気になる、自分が死んだ後、残された人の行動。
その後にカラダを見つけたという話は、4つのうち2つもあるから、少し期待をしていた。
「あは、それがね……私もすぐに死んじゃったんだ。明日香が落ちて、そこから下をのぞき込んだまでは良かったんだけど、戻る時に、倒れた柵が足に引っかかってさ。振り返りながら倒れちゃった」
少し舌を出して、恥ずかしそうに頭をかく理恵。
「カラダ探し」に巻き込まれる前は、理恵が良くやっていた癖だ。
なんだか、ずいぶん久し振りに見たような気がする。
「もうすぐ17時だ。旧校舎に行こうか」
ホールの時計を見ながら、翔太が立ち上がった。
八代先生が、何をどこまで知っているのか……。
期待と不安で、胸が高鳴っていた。
八代先生から話をきくために、旧校舎にやってきた私達。
玄関では、八代先生が田村先生に何度も頭を下げている所だった。
「八代先生、約束してたじゃないですか。次は、約束は守ってくださいよ!」