でも、翔太の事を考えると、早くカラダを見つけてもらいたい。
体育館に現れてくれると、ありがたい……なんて。
走り続けて数分。
私達は音楽室にたどり着く事ができた。
やっと、「昨日」調べられなかった音楽室を調べられる。
私達が音楽室に入ってドアを閉めた時。
「『赤い人』が、生産棟三階に現れました。皆さん気を付けてください」
理恵が言った通り……このフロアに「赤い人」が出現してしまった。
「いきなりここ!? もう! 理恵が余計な事を言うから!」
「え!? あ……ご、ごめん」
室内を見回しながら、留美子が理恵に当たる。
まあ、私も思ってはいたけれど、こればかりは運の要素が強いから、理恵を責めても仕方がない。
「ふたりとも、探しててよ。私が廊下の音を聞いておくからさ。歌が聞こえたら教える、それでいい?」
「あー……そうだね。その方が良いね。じゃあ明日香、お願い」
留美子はそう言うと、携帯電話を取り出して、その画面の明かりを頼りに部屋を調べ始めた。
体育館に現れてくれると、ありがたい……なんて。
走り続けて数分。
私達は音楽室にたどり着く事ができた。
やっと、「昨日」調べられなかった音楽室を調べられる。
私達が音楽室に入ってドアを閉めた時。
「『赤い人』が、生産棟三階に現れました。皆さん気を付けてください」
理恵が言った通り……このフロアに「赤い人」が出現してしまった。
「いきなりここ!? もう! 理恵が余計な事を言うから!」
「え!? あ……ご、ごめん」
室内を見回しながら、留美子が理恵に当たる。
まあ、私も思ってはいたけれど、こればかりは運の要素が強いから、理恵を責めても仕方がない。
「ふたりとも、探しててよ。私が廊下の音を聞いておくからさ。歌が聞こえたら教える、それでいい?」
「あー……そうだね。その方が良いね。じゃあ明日香、お願い」
留美子はそう言うと、携帯電話を取り出して、その画面の明かりを頼りに部屋を調べ始めた。