「そうしようかな? ちょっと狭いけど」
いくら皆が細身とはいえ、シングルベッドに3人はきついかもしれない。
それでも、朝まで寝る必要がないのだ。
目を開けたら、「カラダ探し」が始まる。
それまで……少し身体を休めるだけだから。
「おい、皆起きろ! 始まるぞ!」
その声と、身体を揺すられて、私はゆっくりと目を開けた。
目の前には翔太の姿。
そして、地面に座り込む健司の後ろ襟をつかんで立つ高広という、今までにない光景。
「あ! 翔太に返信するの……忘れてた」
あの恐怖画像を見て、すっかり報告を忘れていた。
「ん? ああ、どうせ『カラダ探し』の時に聞けると思ったから、気にしてなかったけどな。で? どうだった?」
理恵と留美子の身体も揺すりながら、私にたずねる翔太。
「やっぱり、『小野山美子』が『赤い人』だった。間違いないよ!」
理恵と留美子が、周囲を見回しながら、起き上がる。
翔太に、メールが来てからの画像の変化を話しながら、玄関のドアが開く時を待っていた。
「あの画像が真っ赤に……か。少女がバラバラにされて隠されたのは、建設中だったこの学校に間違いないな。今でも『小野山美子』の怨念が生きているんだろう」
いくら皆が細身とはいえ、シングルベッドに3人はきついかもしれない。
それでも、朝まで寝る必要がないのだ。
目を開けたら、「カラダ探し」が始まる。
それまで……少し身体を休めるだけだから。
「おい、皆起きろ! 始まるぞ!」
その声と、身体を揺すられて、私はゆっくりと目を開けた。
目の前には翔太の姿。
そして、地面に座り込む健司の後ろ襟をつかんで立つ高広という、今までにない光景。
「あ! 翔太に返信するの……忘れてた」
あの恐怖画像を見て、すっかり報告を忘れていた。
「ん? ああ、どうせ『カラダ探し』の時に聞けると思ったから、気にしてなかったけどな。で? どうだった?」
理恵と留美子の身体も揺すりながら、私にたずねる翔太。
「やっぱり、『小野山美子』が『赤い人』だった。間違いないよ!」
理恵と留美子が、周囲を見回しながら、起き上がる。
翔太に、メールが来てからの画像の変化を話しながら、玄関のドアが開く時を待っていた。
「あの画像が真っ赤に……か。少女がバラバラにされて隠されたのは、建設中だったこの学校に間違いないな。今でも『小野山美子』の怨念が生きているんだろう」