すると、ふたりとも目を細めたり、画面から離れて見たりして、出た答えは……。
「……これ、『赤い人』だよね?」
「うん、私もそう思う……」
私達全員が、「赤い人」だと判断したその時だった。
「えっ!?」
その画面を見ていた理恵が、驚きの表情を浮かべる。
理恵に続き、留美子も短い悲鳴を上げた。
「ちょっと、明日香……あんた、何もしてないよね!?」
「な、何が? 私が何を……」
そう言いながら携帯電話の画像を見て、私は恐怖した。
無表情だった少女の写真が赤く染まり……こちらを見て笑っていたから。
その少女のあまりの変貌ぶりに、思わず手を放してしまい、携帯電話が床に落ちる。
「何なの? 今の……」
そう呟いた後、ゴクリと唾をのむ。
私自身で言った事だけど、ここまで来たら、皆わかってると思う。
「小野山美子」が「赤い人」なのだという事を。
「何って、どう見ても『赤い人』だよね? それ以外に考えられないって……」
留美子が、床に落ちた携帯電話を閉じようと、手を伸ばして答える。
「……これ、『赤い人』だよね?」
「うん、私もそう思う……」
私達全員が、「赤い人」だと判断したその時だった。
「えっ!?」
その画面を見ていた理恵が、驚きの表情を浮かべる。
理恵に続き、留美子も短い悲鳴を上げた。
「ちょっと、明日香……あんた、何もしてないよね!?」
「な、何が? 私が何を……」
そう言いながら携帯電話の画像を見て、私は恐怖した。
無表情だった少女の写真が赤く染まり……こちらを見て笑っていたから。
その少女のあまりの変貌ぶりに、思わず手を放してしまい、携帯電話が床に落ちる。
「何なの? 今の……」
そう呟いた後、ゴクリと唾をのむ。
私自身で言った事だけど、ここまで来たら、皆わかってると思う。
「小野山美子」が「赤い人」なのだという事を。
「何って、どう見ても『赤い人』だよね? それ以外に考えられないって……」
留美子が、床に落ちた携帯電話を閉じようと、手を伸ばして答える。