「ホントに!? それで……『小野山美子』ってどんな人なの?」
理恵と留美子に、指で丸を作り、私は椅子に腰かけた。
八代先生の言った「小野山美子」という人物が、「カラダ探し」にどう関わっているのか、それがわかるかもしれない。
『「小野山美子」は、当時11歳、50年以上前に……死んでいた』
翔太が言ったその言葉に、私は息を飲んだ。
そして、脳裏に、あるビジョンが浮かんだのだ。
「小野山美子」が11歳の少女。小学生で、しかも50年以上前に死んでいるのなら、図書室の卒業アルバムを調べても載っているはずがない。
そして、小学生くらいの少女と言えば……。
「赤い人」と、「小野山美子」がどうしても結び付いてしまう。
「ねえ、翔太……もしかして『小野山美子』が、『赤い人』なんじゃない?」
顔がわからないから、はっきりとした事は言えないけど。
「カラダ探し」に関係する少女なんて、「赤い人」しか思い浮かばないから。
『いや、わからないな……「赤い人」の顔を、はっきりと見た事がないから。メールで送るから確認してくれないか?』
理恵と留美子に、指で丸を作り、私は椅子に腰かけた。
八代先生の言った「小野山美子」という人物が、「カラダ探し」にどう関わっているのか、それがわかるかもしれない。
『「小野山美子」は、当時11歳、50年以上前に……死んでいた』
翔太が言ったその言葉に、私は息を飲んだ。
そして、脳裏に、あるビジョンが浮かんだのだ。
「小野山美子」が11歳の少女。小学生で、しかも50年以上前に死んでいるのなら、図書室の卒業アルバムを調べても載っているはずがない。
そして、小学生くらいの少女と言えば……。
「赤い人」と、「小野山美子」がどうしても結び付いてしまう。
「ねえ、翔太……もしかして『小野山美子』が、『赤い人』なんじゃない?」
顔がわからないから、はっきりとした事は言えないけど。
「カラダ探し」に関係する少女なんて、「赤い人」しか思い浮かばないから。
『いや、わからないな……「赤い人」の顔を、はっきりと見た事がないから。メールで送るから確認してくれないか?』