それを取り出して、開いてみると……送信者は留美子。
一斉メールで、宛先には理恵の名前も入っている。
そして、その内容は……。
『授業サボらない?』
という短い文章だった。
毎日同じ授業を受けているから、それもいいかもしれない。
私は、留美子に返信した。
留美子のメールで授業を抜け出した私達3人は、屋上に来ていた。
「昨日」遥が転落した場所。
「おかしいよねぇ? いきなり柵が倒れるなんてさ」
柵を触りながら、不思議そうに首を傾げる留美子。
授業中に抜け出すなんて、初めての経験で、不謹慎だとわかっているけど、ワクワクする。
「なんか、解放された気分だね。授業を抜け出すなんて、私初めてだよ」
健司に襲われた事も忘れられる。
そう言わんばかりの、晴れやかな表情で、両手を広げて全身に浴びる太陽の光を、気持ち良さそうに感じているような理恵。
そんな理恵を見て、そっと背後に忍び寄る留美子。
何か……悪い事を考えているような表情だ。
そして……。
理恵の背後から、ガシッと胸を鷲つかみにしたのだ。
一斉メールで、宛先には理恵の名前も入っている。
そして、その内容は……。
『授業サボらない?』
という短い文章だった。
毎日同じ授業を受けているから、それもいいかもしれない。
私は、留美子に返信した。
留美子のメールで授業を抜け出した私達3人は、屋上に来ていた。
「昨日」遥が転落した場所。
「おかしいよねぇ? いきなり柵が倒れるなんてさ」
柵を触りながら、不思議そうに首を傾げる留美子。
授業中に抜け出すなんて、初めての経験で、不謹慎だとわかっているけど、ワクワクする。
「なんか、解放された気分だね。授業を抜け出すなんて、私初めてだよ」
健司に襲われた事も忘れられる。
そう言わんばかりの、晴れやかな表情で、両手を広げて全身に浴びる太陽の光を、気持ち良さそうに感じているような理恵。
そんな理恵を見て、そっと背後に忍び寄る留美子。
何か……悪い事を考えているような表情だ。
そして……。
理恵の背後から、ガシッと胸を鷲つかみにしたのだ。