翔太だったらどうかはわからないけど。
そんな事を考えて下りた階段。
下のフロアに着くと、その人影は姿を消していた。
「あ、あれ? どこかの部屋に入ったのかな?」
それとも、私が階段を下りている間に、体育館を出たのか……。
不思議に思って階段を上がろうとした時だった。
ガタッという、物音が聞こえた。
留美子か理恵が、何かしているのかと思ったけれど……さらに「んーーーっ!! んーーーっ!!」という、声も聞こえる。
何かがおかしい。
声が聞こえた方に行ってみると、「教官室」と書かれた、体育の先生の部屋から声が漏れている。
ゆっくりとその扉を開けた私が見たものは……。
ソファの上で、理恵に跨がり、服を引きはがそうとしている健司の姿だった。
何、これ? どうして健司が理恵を襲ってるの?
目の前の光景が、一瞬理解できなかった。
でも、このままじゃ理恵が……。
左手で理恵の口を押さえ、ブラウスのボタンを、強引に引きちぎる健司。
「留美子!! 理恵が! 今すぐ来て!!」
その声に、健司が驚いたようにこちらを見る。
私は、理恵を助けたい一心で、壁に立てかけられていた先生が使っている竹刀を手に取り、健司に駆け寄った。
そんな事を考えて下りた階段。
下のフロアに着くと、その人影は姿を消していた。
「あ、あれ? どこかの部屋に入ったのかな?」
それとも、私が階段を下りている間に、体育館を出たのか……。
不思議に思って階段を上がろうとした時だった。
ガタッという、物音が聞こえた。
留美子か理恵が、何かしているのかと思ったけれど……さらに「んーーーっ!! んーーーっ!!」という、声も聞こえる。
何かがおかしい。
声が聞こえた方に行ってみると、「教官室」と書かれた、体育の先生の部屋から声が漏れている。
ゆっくりとその扉を開けた私が見たものは……。
ソファの上で、理恵に跨がり、服を引きはがそうとしている健司の姿だった。
何、これ? どうして健司が理恵を襲ってるの?
目の前の光景が、一瞬理解できなかった。
でも、このままじゃ理恵が……。
左手で理恵の口を押さえ、ブラウスのボタンを、強引に引きちぎる健司。
「留美子!! 理恵が! 今すぐ来て!!」
その声に、健司が驚いたようにこちらを見る。
私は、理恵を助けたい一心で、壁に立てかけられていた先生が使っている竹刀を手に取り、健司に駆け寄った。