※本編ネタバレ有!未読の方は注意!※



初めましての方も、お久しぶりですの方も!どうもです、作者の実沙季と申します。


『青空にさよなら』を読んでくださり、誠にありがとうございます。いかがだったでしょうか?


この作品は、“いじめ”と“幽霊に恋”の2つをテーマに物語が展開していきます。


もともとこの2つのテーマは、それぞれ別々の物語として考えていたのですが、冒頭で橋の上から主人公が飛び降りようとしているシーンを書いている時に、「よし、助けるのは実は幽霊だ」と思いついてしまい、結果こうなってしまいました(笑)。


私自身、この主人公ほどひどくはないですが、仲間はずれにされている友達と仲良くしてたら、同じように仲間はずれにされてしまった経験があります。それで、一度はこういう現実にある問題をテーマに作品を書いてみたいとずっと考えておりました。
でも、実際に経験されている人はこれよりももっと苦しい目に遭っているんだろうなと思うと、やはり難しいテーマに挑戦したのは私には無謀だったようで反省しております。


それでも、この作品には私なりにたくさんのメッセージを込めたつもりです。作中で頻繁に出てくる“ひとりじゃないから”という言葉もそうです。


確かに主人公は恵まれた環境にいるかもしれません。でも、きっと今いじめで苦しんでいる方たちだって、家族なり友達なり先生なり、自分が気づいていないだけで力になってくれる人が一人はいるのでないか、いてほしいと私は思うのです。

もし、まだそんな存在を見つけられていないなら、この作品を読んで「きっと絶対、いつか味方になってくれる人に出会えるはず!」と前向きな気持ちになってもらえたら嬉しいです。


それはそうと、後半のファンタジック感が半端ないですね……。まあ、これもこの作品の味だと思って頂ければ幸いです(笑)。


最後になりましたが、この作品を見つけてくださり、ここまで読んでくださった読者様、本当にありがとうございます。
この作品の中で、何かひとつでもあなた様の心に響くものがあればこれほど嬉しいことはありません。

まだまだ未熟者ですが、これからも頑張っていく所存ですので、応援してくださると有り難いです。
それではまた、次回の作品で会いましょう!





2015.4.30 実沙季