慌ててクロが名前の列を見てゆくが、あっけなく見終わると、
「・・・ない」
と青い顔をしてこちらを見た。
「う・・・おばあちゃん死んじゃった・・・おばあちゃんがぁぁ」
「泣くなって!」
「亡くなってる、って言ったぁぁ」
「バカ!泣くなよって言ったんだよ。大丈夫だよ、退院したかもしれねぇだろ」
「あ、そっか」
そういう考え方があったのか!?とたんに涙は引っ込む。
「そうだよ、おばあちゃん具合良くなってきてたし、この1ヶ月の間にきっと退院してたんだよ。さ、行こう!」
軽快に歩き出す私にクロは後ろで大きなため息をついていた。
「・・・ない」
と青い顔をしてこちらを見た。
「う・・・おばあちゃん死んじゃった・・・おばあちゃんがぁぁ」
「泣くなって!」
「亡くなってる、って言ったぁぁ」
「バカ!泣くなよって言ったんだよ。大丈夫だよ、退院したかもしれねぇだろ」
「あ、そっか」
そういう考え方があったのか!?とたんに涙は引っ込む。
「そうだよ、おばあちゃん具合良くなってきてたし、この1ヶ月の間にきっと退院してたんだよ。さ、行こう!」
軽快に歩き出す私にクロは後ろで大きなため息をついていた。