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次の日は仕事がお休みだった。
さすがに夏休みに毎日働いていてはつらいだろうという配慮からだ。
わたしとしては平気だけれど、コチヤ家の面々によけいな気遣いをさせてもいけないから、おとなしく休むことにしている。
休みだからといって、他にしたいことがあるわけでもない。
ヒノエとナギ・ユズリハは今日も仕事だから、一緒にあそんだりすることはできない。
あいにく父も仕事が休みで家にいるようなので、のんびりと朝食を摂ってから、散歩に出ることにした。
ひとりだし、と手袋とコンタクトレンズは家に置いてくる。
広すぎる田舎の土の道は、誰かとすれ違うことなんかめったにない。
ここらの畑は全部コチヤ家のもので、でも収穫にはまだ早いから人はいない。
遠くに別の家の田んぼもあるけれど、そこもまだ収穫期ではないので人影は見当たらない。
つまりわたしは、この大自然をひとり占めして、のんびりと歩けるはずだった。
次の日は仕事がお休みだった。
さすがに夏休みに毎日働いていてはつらいだろうという配慮からだ。
わたしとしては平気だけれど、コチヤ家の面々によけいな気遣いをさせてもいけないから、おとなしく休むことにしている。
休みだからといって、他にしたいことがあるわけでもない。
ヒノエとナギ・ユズリハは今日も仕事だから、一緒にあそんだりすることはできない。
あいにく父も仕事が休みで家にいるようなので、のんびりと朝食を摂ってから、散歩に出ることにした。
ひとりだし、と手袋とコンタクトレンズは家に置いてくる。
広すぎる田舎の土の道は、誰かとすれ違うことなんかめったにない。
ここらの畑は全部コチヤ家のもので、でも収穫にはまだ早いから人はいない。
遠くに別の家の田んぼもあるけれど、そこもまだ収穫期ではないので人影は見当たらない。
つまりわたしは、この大自然をひとり占めして、のんびりと歩けるはずだった。