「…もしかして、佐倉くんと何かあったの?」
「…………。」
「ねぇ、マリちゃん。
言ってくれなくちゃ分からないわ。もしも何かあったのなら、二人が今まで通り働けるように私も努力したい。
私、笑顔を絶やさないマリちゃんの接客はとっても素敵だと思ってる。簡単なようだけど、誰にでも出来ることじゃないわ。
どこまで出来るか分からないけど力になるから。」
マリちゃんは瞳にいっぱいの涙を溜めて泣きだしてしまった。
「うぅ〜〜芳乃さぁぁん…。」
「うん。」
「ずみまぜぇぇぇん…。」
「うん。」
「マリっ、マリもう佐倉くんに……もぉぉ会えまぜん〜!」
「うん。」
「フラれだんでずぅぅーー!」
「うん。…………ん?」
フラれた??