夕食の後片付けをしている香住サン、
ギター片手に音を紡ぐ壱、
そして、なぜか急激に俺に懐いた梓月。
「なぁ!なぁ!千早!」
ソファーに座る俺の隣で梓月は明るい声を出す。
「何だよ、うるせぇーな。」
「一緒に風呂入ろうぜっ!」
「はっ!!?」
俺の驚きように、梓月はニカッと笑う。
壱も驚いてギョッとしていた。
「男同士なんだからいいじゃん!なっ!」
何言ってんだ、コイツ!?
ギュッと俺の肩を抱き、鼻歌なんか唄ってる梓月はどうかしてる。
「ふざけんな。ぜってぇヤダ。」
「何だよ!恥ずかしがんなって!背中流してやるから!」
……入れるわけねぇだろっ!!
マジでコイツ面倒くせぇ奴だな!!
と、そこで壱が俺と梓月を引き剥がす。