ジンのスキな食べ物は、“子供のスキな食べ物ランキング・BEST10”に入っていそうな物ばかり。
そして、その答えは、私にとっては100点だ。
可愛い、可愛すぎる!このペット!
私の心は、またしてもキューッと縮んでいく。
「ハンバーグね。了解!」
私はそう言うと、もう一度ジンの髪をクシャクシャに撫でまわす。
触り心地のいい髪だと思った。
ジンの存在は、日に日に大きくなっていく。
ベタベタに甘やかしてしまいたい、とか。
鎖でも付けて繋いでおこうか、とか。
そんな事を思う私は、やっぱりどこか可笑しいのかもしれない。
頭のネジが1本飛んでった?
ゴミ屋敷に住んでいた自分が、
「面倒くさい」が口癖の自分が、
今ではジンの為に毎日料理をしている。
私自身、信じられない変化。