「ジン?」
「あっ?」
「もしかして、ヤキモチ?」
「ッ!」
ジンは、私に背を向けてしまう。
でも、その耳は赤く染まっていて。
え〜!なに、このコ!?
可愛すぎるんですけど!!
「ねぇ?ヤキモチ〜?」
わざと、からかうような調子で言ってみる。
ジンは俯いてうなだれる。
ヤバイ〜!可愛い〜!!
変態ゴコロに火が点いちゃった私は、さらに調子に乗ってみた。
「なに?なに?ヤキモチなの?」
ジンの表情を覗き込むようにしてそう言うと、
次の瞬間。
「え!?ジン!!?」
ジンは、簡単に私を抱き上げてしまった。
「ちょっと!やっ!降ろしてーー!!?」
私を抱き上げたまま、歩きだすジン。
そして、ソファーに降ろされる。
顔を上げようとした瞬間、今度は押し倒されて、
ジンは私に覆いかぶさった。
一気に形勢逆転………。