「エリー、まぁ落ち着け。遊園地は先週の日曜に新装オープンしたばっかだ。
俺は志木を連れてきたら、急用ができたって事にして帰るから、
あの話題の大観覧車で告白リベンジ!!
完璧なプランだろう!!」
何か、自分でも変なテンションだと思ってしまった。
エリーは、頭抱えちゃってるし………。
「ダブルデートかぁ……。うん、なんか面白そう!
エリ、行こうよ!」
ミホちゃん、ナイス!!
俺は、さらにテンションを上げて言った。
「そうだよねっ!
行こうよ、エリー?」
「……う、うん…。」
エリーの返事を聞いて、俺はホっとした。
けど、次の瞬間には、もう後悔していた。
……んっとに、バカだな。
応援するって、決めたんだ。
俺は、“友達”なんだから。
必死に、そう言い聞かせていた。