「美帆?どうしたの?」
息を切らしながら、エリーの友達(?)は言った。
「ねぇ!立花くん見なかった?」
「立花くん?見てないけど…。」
「そっか…。ありがとぉ、もう!どこ行ったんだろー。」
俺はエリーの肩にポンと触れた。
紹介して、と言う俺に、エリーは怪訝な表情。
「この前、自己紹介してなかったっけ?」
「あれは、俺が一方的でしょ?
エリーの友達は、俺の友達!」
「……ウザっ!」
「酷い!モモちゃん、ショック!!」
大袈裟にリアクションしてみせる俺に、エリーは冷たい視線を投げかける。
「“モモちゃん、ショック!!”じゃないから!」
俺のリアクションをマネして突っ込むエリー。
そんな俺達の様子を見ていたエリーの友達・ミホちゃん(?)は一言。
「なんか二人って……夫婦漫才みたいだね。」
……夫婦漫才………。
っなに!?その褒め言葉!!
俺が喜んでいると、その横でエリーは言った。
「有り得ないから!!」
……一刀両断………。
モモちゃん、大ショック!!