「モモー!あたし、あたしね!!あたし、モモの笑顔が大好き!」 俯いていたモモが、顔を上げた。 「俺、頑張るからっ!絶対叶えてみせるからっ!!」 電車が加速して、線路を挟んだ反対側のホームにいたあたしに、もう追いかける事はできなかった。 小さくなっていく電車を、あたしはいつまでも見つめていた。