13時50分!
何とか駅に辿り着いたけど、モモがどこにいるのか分からない!!
脇腹を押さえて、あたしは膝に手をついた。
……落ち着け……落ち着け…………。
………東京行き…!
東京行きの電車だ!!
人の渦を掻き分けて、あたしは更に走った。
思い当たるホームに出て、辺りを見回す。
どこ……どこなの!?
反対側のホームに停まっている電車。
……まさか…。
あたしは目を凝らした。
あと1分、今から向こうへ行ったら、もう間に合わない。
そして、
モモの姿を見つけた時、あたしは思わず声を上げた。
「モモーーーー!!」