職員室を出て、廊下を歩きながら自分に問いかけた。 菊りんには、はい、と気持ちのいい返事をしたけれど、あたしはまだ決心がつかずにいる。 本当に、これで良かったのか? いつか、後悔する日が来ないだろうか? 何度となく、自分自身に問い続けた事。 あたしが出した答えは、間違いなんかじゃないよね? あがき続けたあたしが見つけた1本の道。 今のあたしの、精一杯の答え。 大丈夫。 きっと大丈夫。