……あたしは、モモのどんなところが好き?
あたしが見てたモモは、どんな奴だった?
モモが、あたしに教えてくれた事。
モモと一緒に過ごした日々。
モモの存在は、退屈な日常に起こった非日常だった。
モモの笑顔が大好きだった。
モモが笑えば、この世界だって明るくなってく気さえした。
あたしがモモに願う事、
モモがあたしに願う事。
………一度決めたら、もう迷わない。
いつまでもっ!
ウジウジしてて、どうする!あたし!!
モモは……あたしの笑顔を、可愛いって言ってくれたじゃない!
笑っていよう!いつだって!!
誰にでもコンプレックスがある。
誰だって、たくさんの悩みを抱えてる。
もう、人と比べるのは止めよう!
あたしは、立ち上がって叫んだ。
「太一!帰ろーー!!」