「あたしも、モモに聞いてほしい事いっぱいあったの……でも、モモは、あたしじゃないんだね…。」
あたしとモモの間に、もう一度訪れる沈黙。
嫉妬して衝動的に動くバカみたいなあたしに、モモは愛想が尽きたかもしれない。
「エリー…。」
「…………。」
「エリーに話せなかったのは、自分の中で迷いがあったから。
……正直に言えば、今も迷ってる。」
俯くあたしに、モモは言った。
「…俺、上京して、芸人になる夢マジで追いかけたい。」
その言葉に、あたしは顔を上げた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…