本当、最強だよ。
オヒメサマには、頭が上がらない。
あぁ、チクショー。
マジ可愛いなぁ。
俺は立ち上がると、ヒメの腕を掴んだまま歩きだした。
ヒメは、俺の様子に戸惑っている。
「カズキ!どうしたの!?」
「…………。」
「どこ行くのよ!?アパートは逆でしょう!?」
俺は、歩きながら口を開いた。
「ヒメ、責任取れよ。」
「はっ!?」
「俺は、毎日オヒメサマの虜なんだよ。
バカじゃん?ってくらい好きすぎて、可愛くて仕方ねぇの。
だから、ヒメが俺を嫌いになろうが、もうヤダってヒメが駄々こねようが、離してなんかやんねぇ。」
俺は立ち止まって、言葉を続けた。
「だから責任取って、俺の傍にいなさい。」
「……カズキ…。」
「それから、俺は断じてホ○じゃねぇし、ヒメの兄貴に可笑しな感情も一切無い。頼むから、ホ○疑惑は止めてくれ。」
俺は、振り返ってヒメに言った。
「ヒメ。」
「ん?」