「おーい。ヒメ、起きろぉ。」
謎の男に揺すられ、のそのそと起きだすヒメ。
「う〜ん………。
あ〜、カズキおかえり。あー、ご飯食べるでしょ?」
「……えっ……あっ……うん。」
よたよたと起きだしたヒメは、台所へ向かっていく。
「って、ちょっと待て!!」
「なぁに〜?」
「状況を説明してくれ!!」
「状況?」
まだ半分眠っているようなヒメ。
「だから!!この男は誰だよ!!?」
「えー、チーくんだよぉ。」
………いや………だから、チーくんって誰だよ!!?
混乱し続ける俺の様子に、口を挟んだのは謎の男・チーくん(?)だった。
「ヒメー。ちゃんと最初から説明してやんなさいヨ。」
「えー。もう、面倒くさいなぁ。」
俺は、既に軽い目眩を感じ始めていた……。