「志津ー、これ国語のノートじゃねぇよ」


そう言って差し出された《国語》と書かれた私の日記帳。



驚きのあまり、声が出ない。


どうやら、陸はこの日記帳を国語のノートと勘違いして、いつもの様に勝手に借りていったらしい。


突然、帰ってきた日記帳に、私は言葉が出なかった。

頭がパニックになる。