「私からキツく叱っておきますので、おおごとにはしないで下さい、本当に申し訳ありません」


森先生は黙ったままの私の代わりに、必死に頭を下げて謝ってくれた。

先生、ごめん。

でも私、悪い事したって思ってない。

佐藤先生は私を見ると、ふんっと鼻息を荒げた。


「森先生担任でしょう?ちゃんとしてくださいよ。どうゆう教育してるんですか、まったく」


そう吐き捨てるように言うと、ふたりは帰っていった。