『tutti』イタリア語で「全て」の意味で、楽語としては全奏者による合奏である「総奏」、または全唱者による合唱である「総唱」を指す。
桜が満開に咲き、花の隙間から暖かい日差しが降り注ぐなか、中学校の頃とは違いブレザータイプの制服に身を包んだ僕、一ノ瀬天音はここ青嵐高等学校に入学した。校長先生の話も終わり周りを少し見渡すと、最後まで気を抜くなと言われているもののやはりちらほら姿勢の崩れている生徒もいる。僕もそのひとりだと思う。
「新入生、退場します。」
吹奏楽部の先輩方の演奏とともにA組から順に退場していく。入場とは違い緊張が解けたのか吹奏楽部の演奏に耳が傾いた。音楽の知識は無いものの、明るいマーチ調の楽曲だろうか、ところどころ聞こえる美しいメロディに心を掴まれた。
桜が満開に咲き、花の隙間から暖かい日差しが降り注ぐなか、中学校の頃とは違いブレザータイプの制服に身を包んだ僕、一ノ瀬天音はここ青嵐高等学校に入学した。校長先生の話も終わり周りを少し見渡すと、最後まで気を抜くなと言われているもののやはりちらほら姿勢の崩れている生徒もいる。僕もそのひとりだと思う。
「新入生、退場します。」
吹奏楽部の先輩方の演奏とともにA組から順に退場していく。入場とは違い緊張が解けたのか吹奏楽部の演奏に耳が傾いた。音楽の知識は無いものの、明るいマーチ調の楽曲だろうか、ところどころ聞こえる美しいメロディに心を掴まれた。
