田舎から出てきた私が今新宿の伊勢丹で買い物ができるようになった。
私は田舎の山奥育ちだ。 長い間そこで暮らしていた。
しかし、
偶然に手に取ったファッション雑誌が私を狂わせた。
いてもたってもいられなくなり、とうとう都会に出てきてしまった。
私は訳があって、帽子とサングラスを外すことができない。
それがネックになって仕事選びも大変だった。
当然、サービス業は全て落とされる。
素敵な洋服を買いたい。
素敵な洋服に身を包みたい。
その一心でダブルワークトリプルワークを進めている。
私はなぜそんなに必死になっているのか。
そうそれは、
女のサガ!
私はそれにつき動かされていた。
もっとおしゃれになりたい。
街を歩くと 私の洗練されたコーディネートセンスにすれ違う女性が振り返る。
視線 羨望のまなざし。
その快感がさらに己の衝動に火をつける。
ただ、どうしても、いくら努力しても叶えられない夢がある。
あの艶やかで柔らかく 風になびく 直毛のロングヘアー、、、
私の髪は天然パーマと呼べるカテゴリーにも収まりきらないぐらいの癖っ毛なのだ、、、、
同郷の知り合いから同郷会で ある相談所を紹介された
その知り合いは、そこでなぜだか、お弁当屋を営んでいるらしい。
とても怪しいのだが藁をも掴む思いで訪ねることにした。
カランカラン 扉には木彫りの看板が下がっている。
同郷の友人のお弁当屋さんの看板だ。
「本当にここで良いのかしら」
「こんにちは〜大五郎さんの紹介でご相談に来た蛇口と言うものです」
「怪異事件ビジネスコンサルタントってこちらですよね」
扉を開けて私の目を釘付けにしたのはバーのカウンターに足を組んで座る、
銀髪ロングヘアの小柄な外国人。
アレキサンダー・マックイーンのスーツを完璧に着こなした 超絶美少女!
この店の雰囲気には全く馴染んでいないが。
私はここに相談に来たことが間違いではなかったと確信に変わった。
「やった〜久しぶりの依頼者!どうぞこちらへボックス席へどうぞ」
隣のジャージ姿の若い日本人の女が小躍りしながら私を招き入れた。
全く不釣り合いだ アレキサンダーマックイーンの隣にジャージ、、、
この子は下働きか何かなのだろう。
私は哀れみの目で彼女の胸元にあるジャージのブランドマークに目をやった。
違う意味で釘付けになった アディダスのマークが、
魚になっていて、
アジダスと書いてある。
この子の底知れぬギャグセンスに度肝を抜かれる。
「すごくかっこいいですね。そのマックイーンのスーツ うらやましいですわ。
私には高くて、手が出せない」
「さすがビジネスコンサルタントの代表ですわね!」
お世辞でもなく正直な感想を主人と思われる超絶美少女に話しかけた。
「代表はそっち、 そこのジャージ娘 あなたもなかなか素敵じゃない。
マルタンマルジェラのワンピースに エミリオプッチのサングラス、
靴は〜プラダじゃなくてミュウミュウっていうのがいいわね」
私の先ほど感じた確信はさらに昇華して崇拝とも言えるところにまで達していた。
「それであのご相談と言うのは、、?」
銀髪美少女とアイコンタクトで同志の絆を深めている最中にジャージ娘が、、、、
ん? こっちが代表?
アジダスが?
確信が音を立てて崩れていくようなそんな気がした。
気を取り直して切実な悩みを打ち明ける。
「私、直毛さらさらロングヘアになりたいんです」
一同が私を見て。
「それは美容院で言ってください」
とジャージ娘が、
「どう見たって、ここはあなたの悩みを解決できる場所とは思えないわ」
銀髪女神がバカにした目つきで私を見る。
「その前に帽子帽子!!帽子取らねばわからんべさ!!」
大五郎さんもいたのね。
知り合いの声に少し安心してしまった。
その時抑えていた私の髪が帽子の中から1匹2匹
ニョロロ
メデューサ!!!!!!
「イツキ!今日は私が仕切らせていただくわよ」
同郷の大五郎にまずはやってもらう。
「最初は、俺らの番だべ」
大五郎は蛇をちょっと怒らせて、 石に噛みつかせる
すると、
石の重さと重力で蛇が伸びる
3分の1位直毛になると最初に噛んでいた蛇の顎が疲れ、 どんどん戻っていく。
これではらちがあかない。
「だめね〜大五郎さん 今度は私の番ね!!」
アジダスのイツキがドヤ顔で出てきた。
この子は私が仕切るって言ってるのに全く聞いてない。
「やっぱりストレートヘアにするならパーマ液でしょ!!パーマ液」
かわいそうな蛇たち、
パーマ液の匂いを嗅いだだけで皆くしゃみを始めて威嚇体制を取る。
シャァァァァ〜
「ひっ!噛まれるっ!」
全くこの2人は使えない!
ファッションに関することなら、私エカテリーナに最初から任せばよかったのよ。
「もうだめね。2人とも何にもわかってないわ。ここは私に任せなさい。」
私はまだ皆には伝えてない薬草の知識があることをひけらかしながら。
「睡眠ガスを作るわ。 それで蛇を眠らせる。
そうすればストレートヘアになるってわけ。」
「エカテリーナ!そんな特技あったの〜すごいすごい」
イツキが私を尊敬の眼差しで見てる。
ちょっとだけ嬉しい。
全員ガスマスクをして、メデューサを取り囲んだ。
大五郎は鏡を持っている。
イツキは子供のように軽く飛び跳ねながら楽しそうだ。
「メデューサさん、ガスマスクをつけて」
「いやよ!
そんなものつけたらせっかく直毛になったのに鏡がちゃんと見れないじゃない。
息を止めてればいいんでしょう。 1分?2分?
私3分ぐらい止めてられるから大丈夫よ。」
「メデューサがそこまで言うなら、、、、 でも、どうなっても知らないわよ
ちゃんと呼吸止めてね じゃあ行くわよ」
プシューーーー
換気のために扉と窓を開けていたので風が入ってきた。
猫又の抜け毛がメデューサの鼻の穴に入る。
ヘックション!!!
「あ、、ちょっと吸ったわ、、、」
「私のせいじゃないよ」
「わかってるけど〜どうすれば良い?」
「とりあえずソファーに寝かしてやるべよ。それから考えんべよ〜」
「良いとこ思いついたっ!!」
「また、あんたがそんなこと言うと、ろくなこと言わないんだから
で、何を思いついたのよ」
「蛇って寒さに弱いわよね?だから冷やせばいいんじゃないの?」
「珍しくいいこと言うじゃない。
馬鹿なくせにそう言うどうでもいい知識だけはあるのよねイツキは」
「じゃあ厨房の冷凍庫整理してくんべか」
メデューサを大五郎が冷凍庫に入れると、
寒さでメデューサが起きたようだ。
蛇は逆に寝ている 冬眠に入ったらしい。
成功だわ!
「メデューサさん願いが叶ってよかったわね はい鏡っ!」
イツキが鏡を渡すと冷凍庫の中でメデューサは鏡を見つめた。
「暗いわ、、、よく見えない」
メデューサはサングラスを取った、、、
あっ!!!
私たちがそれに気づくのが一瞬遅れた。
彼女は満面の笑みのまま石像となっていた、、
私は田舎の山奥育ちだ。 長い間そこで暮らしていた。
しかし、
偶然に手に取ったファッション雑誌が私を狂わせた。
いてもたってもいられなくなり、とうとう都会に出てきてしまった。
私は訳があって、帽子とサングラスを外すことができない。
それがネックになって仕事選びも大変だった。
当然、サービス業は全て落とされる。
素敵な洋服を買いたい。
素敵な洋服に身を包みたい。
その一心でダブルワークトリプルワークを進めている。
私はなぜそんなに必死になっているのか。
そうそれは、
女のサガ!
私はそれにつき動かされていた。
もっとおしゃれになりたい。
街を歩くと 私の洗練されたコーディネートセンスにすれ違う女性が振り返る。
視線 羨望のまなざし。
その快感がさらに己の衝動に火をつける。
ただ、どうしても、いくら努力しても叶えられない夢がある。
あの艶やかで柔らかく 風になびく 直毛のロングヘアー、、、
私の髪は天然パーマと呼べるカテゴリーにも収まりきらないぐらいの癖っ毛なのだ、、、、
同郷の知り合いから同郷会で ある相談所を紹介された
その知り合いは、そこでなぜだか、お弁当屋を営んでいるらしい。
とても怪しいのだが藁をも掴む思いで訪ねることにした。
カランカラン 扉には木彫りの看板が下がっている。
同郷の友人のお弁当屋さんの看板だ。
「本当にここで良いのかしら」
「こんにちは〜大五郎さんの紹介でご相談に来た蛇口と言うものです」
「怪異事件ビジネスコンサルタントってこちらですよね」
扉を開けて私の目を釘付けにしたのはバーのカウンターに足を組んで座る、
銀髪ロングヘアの小柄な外国人。
アレキサンダー・マックイーンのスーツを完璧に着こなした 超絶美少女!
この店の雰囲気には全く馴染んでいないが。
私はここに相談に来たことが間違いではなかったと確信に変わった。
「やった〜久しぶりの依頼者!どうぞこちらへボックス席へどうぞ」
隣のジャージ姿の若い日本人の女が小躍りしながら私を招き入れた。
全く不釣り合いだ アレキサンダーマックイーンの隣にジャージ、、、
この子は下働きか何かなのだろう。
私は哀れみの目で彼女の胸元にあるジャージのブランドマークに目をやった。
違う意味で釘付けになった アディダスのマークが、
魚になっていて、
アジダスと書いてある。
この子の底知れぬギャグセンスに度肝を抜かれる。
「すごくかっこいいですね。そのマックイーンのスーツ うらやましいですわ。
私には高くて、手が出せない」
「さすがビジネスコンサルタントの代表ですわね!」
お世辞でもなく正直な感想を主人と思われる超絶美少女に話しかけた。
「代表はそっち、 そこのジャージ娘 あなたもなかなか素敵じゃない。
マルタンマルジェラのワンピースに エミリオプッチのサングラス、
靴は〜プラダじゃなくてミュウミュウっていうのがいいわね」
私の先ほど感じた確信はさらに昇華して崇拝とも言えるところにまで達していた。
「それであのご相談と言うのは、、?」
銀髪美少女とアイコンタクトで同志の絆を深めている最中にジャージ娘が、、、、
ん? こっちが代表?
アジダスが?
確信が音を立てて崩れていくようなそんな気がした。
気を取り直して切実な悩みを打ち明ける。
「私、直毛さらさらロングヘアになりたいんです」
一同が私を見て。
「それは美容院で言ってください」
とジャージ娘が、
「どう見たって、ここはあなたの悩みを解決できる場所とは思えないわ」
銀髪女神がバカにした目つきで私を見る。
「その前に帽子帽子!!帽子取らねばわからんべさ!!」
大五郎さんもいたのね。
知り合いの声に少し安心してしまった。
その時抑えていた私の髪が帽子の中から1匹2匹
ニョロロ
メデューサ!!!!!!
「イツキ!今日は私が仕切らせていただくわよ」
同郷の大五郎にまずはやってもらう。
「最初は、俺らの番だべ」
大五郎は蛇をちょっと怒らせて、 石に噛みつかせる
すると、
石の重さと重力で蛇が伸びる
3分の1位直毛になると最初に噛んでいた蛇の顎が疲れ、 どんどん戻っていく。
これではらちがあかない。
「だめね〜大五郎さん 今度は私の番ね!!」
アジダスのイツキがドヤ顔で出てきた。
この子は私が仕切るって言ってるのに全く聞いてない。
「やっぱりストレートヘアにするならパーマ液でしょ!!パーマ液」
かわいそうな蛇たち、
パーマ液の匂いを嗅いだだけで皆くしゃみを始めて威嚇体制を取る。
シャァァァァ〜
「ひっ!噛まれるっ!」
全くこの2人は使えない!
ファッションに関することなら、私エカテリーナに最初から任せばよかったのよ。
「もうだめね。2人とも何にもわかってないわ。ここは私に任せなさい。」
私はまだ皆には伝えてない薬草の知識があることをひけらかしながら。
「睡眠ガスを作るわ。 それで蛇を眠らせる。
そうすればストレートヘアになるってわけ。」
「エカテリーナ!そんな特技あったの〜すごいすごい」
イツキが私を尊敬の眼差しで見てる。
ちょっとだけ嬉しい。
全員ガスマスクをして、メデューサを取り囲んだ。
大五郎は鏡を持っている。
イツキは子供のように軽く飛び跳ねながら楽しそうだ。
「メデューサさん、ガスマスクをつけて」
「いやよ!
そんなものつけたらせっかく直毛になったのに鏡がちゃんと見れないじゃない。
息を止めてればいいんでしょう。 1分?2分?
私3分ぐらい止めてられるから大丈夫よ。」
「メデューサがそこまで言うなら、、、、 でも、どうなっても知らないわよ
ちゃんと呼吸止めてね じゃあ行くわよ」
プシューーーー
換気のために扉と窓を開けていたので風が入ってきた。
猫又の抜け毛がメデューサの鼻の穴に入る。
ヘックション!!!
「あ、、ちょっと吸ったわ、、、」
「私のせいじゃないよ」
「わかってるけど〜どうすれば良い?」
「とりあえずソファーに寝かしてやるべよ。それから考えんべよ〜」
「良いとこ思いついたっ!!」
「また、あんたがそんなこと言うと、ろくなこと言わないんだから
で、何を思いついたのよ」
「蛇って寒さに弱いわよね?だから冷やせばいいんじゃないの?」
「珍しくいいこと言うじゃない。
馬鹿なくせにそう言うどうでもいい知識だけはあるのよねイツキは」
「じゃあ厨房の冷凍庫整理してくんべか」
メデューサを大五郎が冷凍庫に入れると、
寒さでメデューサが起きたようだ。
蛇は逆に寝ている 冬眠に入ったらしい。
成功だわ!
「メデューサさん願いが叶ってよかったわね はい鏡っ!」
イツキが鏡を渡すと冷凍庫の中でメデューサは鏡を見つめた。
「暗いわ、、、よく見えない」
メデューサはサングラスを取った、、、
あっ!!!
私たちがそれに気づくのが一瞬遅れた。
彼女は満面の笑みのまま石像となっていた、、

