ありがとう、と千咲に返してから、教室を出て待ち合わせ場所の屋上に向かう。
屋上は普段であれば、生徒の立ち入りは禁止されている。
中に入ろうとしないように、よく事件現場なんかで見る「立ち入り禁止」と書かれた黄色いテープが貼られている。
だけどそれを周りに人がいないことを確認してから素早くくぐって、階段を上がっていく。
屋上の重い鉄の扉を押して開けると、外から風がぶわっと顔面に直撃してきて私の胸まである髪の毛をさらっていった。
乱れた髪を手ぐしで整えながら、フェンスの前まで歩いていく。
私は、この場所が好きだ。
無駄なものが何もなく、空が一番近い場所にあるから。
上からグラウンドを見渡すこともできて、今日は野球部が懸命に練習に励んでいた。
フェンスに背を向けて、寄りかかるようにしてその場に腰を下ろす。
そして、オレンジがかっている冬の空の下でスマホを取り出してメッセージアプリを開く。
屋上は普段であれば、生徒の立ち入りは禁止されている。
中に入ろうとしないように、よく事件現場なんかで見る「立ち入り禁止」と書かれた黄色いテープが貼られている。
だけどそれを周りに人がいないことを確認してから素早くくぐって、階段を上がっていく。
屋上の重い鉄の扉を押して開けると、外から風がぶわっと顔面に直撃してきて私の胸まである髪の毛をさらっていった。
乱れた髪を手ぐしで整えながら、フェンスの前まで歩いていく。
私は、この場所が好きだ。
無駄なものが何もなく、空が一番近い場所にあるから。
上からグラウンドを見渡すこともできて、今日は野球部が懸命に練習に励んでいた。
フェンスに背を向けて、寄りかかるようにしてその場に腰を下ろす。
そして、オレンジがかっている冬の空の下でスマホを取り出してメッセージアプリを開く。



