「今からでもさ、メールでいいんじゃない?」
ね、と言いながらスマホを掲げてくる千咲に、ゆっくりと首を横に振る。
「それじゃダメなの。本当は昨日の夜、メールで伝えようとしたんだけど、文字で打ってみると私の伝えたい気持ちが本当はそうじゃない気がしちゃって、結局ダメだった」
「でも…唯花は気持ちを言葉にして伝えることだって苦手じゃない。メールなら相手の顔も見えないし、いくらか気持ちが楽になるんじゃない?」
「うーん、それはそうなんだけど…」
「“今までありがとう”“幸せになってね”って送れば間違いないんだしさ。今どき別れ話なんてみんなメッセージアプリで一言ポンって送って終わりなんだよ?」
SNSが主流のこの世の中。なんでもスマホ一つでできてしまう。
別れ話だって、例外ではない。
「わかってるよ。それでも、“今日会って話したいことがある”って送っちゃったし、行くしかないの」
ね、と言いながらスマホを掲げてくる千咲に、ゆっくりと首を横に振る。
「それじゃダメなの。本当は昨日の夜、メールで伝えようとしたんだけど、文字で打ってみると私の伝えたい気持ちが本当はそうじゃない気がしちゃって、結局ダメだった」
「でも…唯花は気持ちを言葉にして伝えることだって苦手じゃない。メールなら相手の顔も見えないし、いくらか気持ちが楽になるんじゃない?」
「うーん、それはそうなんだけど…」
「“今までありがとう”“幸せになってね”って送れば間違いないんだしさ。今どき別れ話なんてみんなメッセージアプリで一言ポンって送って終わりなんだよ?」
SNSが主流のこの世の中。なんでもスマホ一つでできてしまう。
別れ話だって、例外ではない。
「わかってるよ。それでも、“今日会って話したいことがある”って送っちゃったし、行くしかないの」



