「ハンバーガー、美味しかった〜」
小春はルンルンしながら電気街を駅に向かって歩く。
「しっかり、肉の味がして良かった」
狼弦《ろうげん》もボソッとハンバーガーの感想を言った。大人っぽい雰囲気でも、やっぱり舌は18歳なんだろう。
「狼弦、ああいうの好き?」
少し上目遣いに小春は狼弦を見る。
ポーカーフェイスのまま狼弦は頷く。
「じゃあ、また行こうね!次は杏《あんず》と棗《なつめ》とも一緒に行きたいな!」
次の計画が立てられつつある。
美味しいものは大好きな人たちと一緒に食べると、より美味しくなる。
不思議なものだ。そして、食べる料も自然と増える。心理学的にもデータが出てるそうだ。
「大学、落ち着くころだと5月くらいかな?」
小春の中で参加者不在のハンバーガー計画が出来上がった。
「ところで狼弦、今日の夕ご飯だけど・・・」
「昼食べたばっかりなのに夕ご飯の話?」
「だってさぁ、このまま家に帰るなら途中で買い物していきたいじゃん」
小春の感覚は夢幻の郷で培われている。仕事で忙しい両親のために少しでも役に立ちたい気持ちが強かった。
高校の帰りに夕ご飯に必要な材料はスーパーで購入して帰ることも多かった。
それは帝都に行っても変わるものではない。
「お昼がハンバーガーだったから、夜は魚にしようかな。鰆が食べたいな。狼弦、どう?」
小春は鰆が好きだ。鰆はそのまま焼いてポン酢でも美味しいし、塩を軽く振っても美味しい。でも一番好きなのは白味噌に漬けて西京焼きにしたのが良い。
「お昼がジャンクなものだったから、夜はヘルシーにして調節?」
「まあそんな感じ。あんなにしっかりしたハンバーガー食べたら罪悪感がね」
「罪悪感か、なるほどね。鰆、好きだな。買って帰ろうか」
まさかの狼弦も鰆好き。
ハンバーガーは美味しかった。美味しいけど、普段の食事があるから美味しく感じる。だからこそ、美味しく食べた後は普段の生活に小春は戻りたいと思う。
狼弦は何となく小春のバランスを取ろうとする気持ちは理解できた。
まだ食べ盛りであまりそう言ったことを気にしたことがなかった狼弦にとって、小春の感覚は新鮮だった。
小春はルンルンしながら電気街を駅に向かって歩く。
「しっかり、肉の味がして良かった」
狼弦《ろうげん》もボソッとハンバーガーの感想を言った。大人っぽい雰囲気でも、やっぱり舌は18歳なんだろう。
「狼弦、ああいうの好き?」
少し上目遣いに小春は狼弦を見る。
ポーカーフェイスのまま狼弦は頷く。
「じゃあ、また行こうね!次は杏《あんず》と棗《なつめ》とも一緒に行きたいな!」
次の計画が立てられつつある。
美味しいものは大好きな人たちと一緒に食べると、より美味しくなる。
不思議なものだ。そして、食べる料も自然と増える。心理学的にもデータが出てるそうだ。
「大学、落ち着くころだと5月くらいかな?」
小春の中で参加者不在のハンバーガー計画が出来上がった。
「ところで狼弦、今日の夕ご飯だけど・・・」
「昼食べたばっかりなのに夕ご飯の話?」
「だってさぁ、このまま家に帰るなら途中で買い物していきたいじゃん」
小春の感覚は夢幻の郷で培われている。仕事で忙しい両親のために少しでも役に立ちたい気持ちが強かった。
高校の帰りに夕ご飯に必要な材料はスーパーで購入して帰ることも多かった。
それは帝都に行っても変わるものではない。
「お昼がハンバーガーだったから、夜は魚にしようかな。鰆が食べたいな。狼弦、どう?」
小春は鰆が好きだ。鰆はそのまま焼いてポン酢でも美味しいし、塩を軽く振っても美味しい。でも一番好きなのは白味噌に漬けて西京焼きにしたのが良い。
「お昼がジャンクなものだったから、夜はヘルシーにして調節?」
「まあそんな感じ。あんなにしっかりしたハンバーガー食べたら罪悪感がね」
「罪悪感か、なるほどね。鰆、好きだな。買って帰ろうか」
まさかの狼弦も鰆好き。
ハンバーガーは美味しかった。美味しいけど、普段の食事があるから美味しく感じる。だからこそ、美味しく食べた後は普段の生活に小春は戻りたいと思う。
狼弦は何となく小春のバランスを取ろうとする気持ちは理解できた。
まだ食べ盛りであまりそう言ったことを気にしたことがなかった狼弦にとって、小春の感覚は新鮮だった。
