小春はお風呂に入ってから22時くらいに居室のベッドに横になった。
やっぱりではあるが、寝心地が良い。
少し硬めのベッドがお気に入りな小春好みのベッドだった。
「今日はいろいろあったな・・・やっぱりルームシェアは納得いかないけど」
帝都に来て、久しぶりにトキに会って、いきなり狼弦とルームシェアになり・・・いろんなことがあった1日だった。
狼弦はあまり話をしない、業務に忠実な感じがした。
嫌いではないが、仲良くなれそうもない気がする。
まだ半日も一緒に過ごしていないから結論を出すのは早すぎるが、なかなか難しいそうだ。
公安警察は24時間体制、交代で小春を警護をしている。たぶん、今もマンションの外などで警護をしていると思われる。
狼弦は小春と一緒に生活することで警護をしている。ほぼ24時間だ。
疲れないのかな?今日はしっかりご飯を食べてくれたけど・・・状況によってはそうもいかない時も出てくるのか?
「ピーマンが苦手っていうのが意外だったな。ちょっと笑いすぎちゃったかも」
やっぱり狼弦が苦手なピーマンのことを思い出して、ふふっと笑ってしまう。
小春はいつもの瞑想をして、眠りについた。
22時30分。狼弦はお風呂から出て居室に入った。
狼弦は小さい頃から木花家を守るため、小春を守るために教育されてきた。
狼弦の父親は文武両道を絵に描いたような人だった。狼弦も勉強・武道ともに手を抜くことは許されなかった。
狼弦が生まれる少し前、トキの警護をしていた月影家の人間が亡くなる事件があった。もちろん、業務中、トキを守ってのことだ。
その事件を教訓に、狼弦の父親は小春を守ることと同時に自分も守れるようにと厳しく育てられた。
学校が終わったら武術と勉強だけをする生活だった。もちろん休日のほとんども同じである。
友達と遊ぶ時間はなかった。
学校では同世代の級友たちと話すことはあったが、プライベートでそういう機会はなかった。
武術はある程度上達した小学校高学年からは大人たちに交じって稽古をした。
外国に旅行という名目で軍の基地内でほぼルールなしの実践に近い武闘訓練をしたこともあった。
今日、狼弦にとって初めての仕事。そして、どちらかが亡くなるまでの「仕事」で「契約」となる小春に会った。
ずっと帝都で育った狼弦と、旧都の静かな郷に育った小春。
想像していたのとまったく違った。
小春は警戒心が全くない。とても危なっかしい。
そして、狼弦が見てきた高校の女子生徒と違ってとても子供っぽかった。見た目とかではなく雰囲気と思われる。
狼弦から見た小春は本当に18歳?と思うくらい幼く見えた。
小春の従姉の永和子とは全く雰囲気が違った。永和子はしっかりしていて、こう何とも言えない凛とした空気が漂っていた。
トキの後継候補と言われているだけあった。
あまりに大人びてメイクもファッションもしっかりしていたら大学に入学して大変だっただろう。そこは少し良かったのかもしれないが・・・でも違う意味で心配になる。
「あんなにピーマン苦手で笑わなくても・・・」
ベッドに横になった狼弦は今日を思い出してしまった。
恥ずかしかったし、あそこまで笑われたのは少し心外だったが、ピーマンだけは避けたかった。
ピーマンはこの世の災厄を凝集した食べ物だと思う・・・
でも、笑っている小春は少し可愛かったかもしれない。
初日の仕事を振り返りながら狼弦は眠りについた。
やっぱりではあるが、寝心地が良い。
少し硬めのベッドがお気に入りな小春好みのベッドだった。
「今日はいろいろあったな・・・やっぱりルームシェアは納得いかないけど」
帝都に来て、久しぶりにトキに会って、いきなり狼弦とルームシェアになり・・・いろんなことがあった1日だった。
狼弦はあまり話をしない、業務に忠実な感じがした。
嫌いではないが、仲良くなれそうもない気がする。
まだ半日も一緒に過ごしていないから結論を出すのは早すぎるが、なかなか難しいそうだ。
公安警察は24時間体制、交代で小春を警護をしている。たぶん、今もマンションの外などで警護をしていると思われる。
狼弦は小春と一緒に生活することで警護をしている。ほぼ24時間だ。
疲れないのかな?今日はしっかりご飯を食べてくれたけど・・・状況によってはそうもいかない時も出てくるのか?
「ピーマンが苦手っていうのが意外だったな。ちょっと笑いすぎちゃったかも」
やっぱり狼弦が苦手なピーマンのことを思い出して、ふふっと笑ってしまう。
小春はいつもの瞑想をして、眠りについた。
22時30分。狼弦はお風呂から出て居室に入った。
狼弦は小さい頃から木花家を守るため、小春を守るために教育されてきた。
狼弦の父親は文武両道を絵に描いたような人だった。狼弦も勉強・武道ともに手を抜くことは許されなかった。
狼弦が生まれる少し前、トキの警護をしていた月影家の人間が亡くなる事件があった。もちろん、業務中、トキを守ってのことだ。
その事件を教訓に、狼弦の父親は小春を守ることと同時に自分も守れるようにと厳しく育てられた。
学校が終わったら武術と勉強だけをする生活だった。もちろん休日のほとんども同じである。
友達と遊ぶ時間はなかった。
学校では同世代の級友たちと話すことはあったが、プライベートでそういう機会はなかった。
武術はある程度上達した小学校高学年からは大人たちに交じって稽古をした。
外国に旅行という名目で軍の基地内でほぼルールなしの実践に近い武闘訓練をしたこともあった。
今日、狼弦にとって初めての仕事。そして、どちらかが亡くなるまでの「仕事」で「契約」となる小春に会った。
ずっと帝都で育った狼弦と、旧都の静かな郷に育った小春。
想像していたのとまったく違った。
小春は警戒心が全くない。とても危なっかしい。
そして、狼弦が見てきた高校の女子生徒と違ってとても子供っぽかった。見た目とかではなく雰囲気と思われる。
狼弦から見た小春は本当に18歳?と思うくらい幼く見えた。
小春の従姉の永和子とは全く雰囲気が違った。永和子はしっかりしていて、こう何とも言えない凛とした空気が漂っていた。
トキの後継候補と言われているだけあった。
あまりに大人びてメイクもファッションもしっかりしていたら大学に入学して大変だっただろう。そこは少し良かったのかもしれないが・・・でも違う意味で心配になる。
「あんなにピーマン苦手で笑わなくても・・・」
ベッドに横になった狼弦は今日を思い出してしまった。
恥ずかしかったし、あそこまで笑われたのは少し心外だったが、ピーマンだけは避けたかった。
ピーマンはこの世の災厄を凝集した食べ物だと思う・・・
でも、笑っている小春は少し可愛かったかもしれない。
初日の仕事を振り返りながら狼弦は眠りについた。
