小春の笑いが落ち着いてから狼弦と近くのスーパーに買い物に出かけた。
帝都も旧都と同じくらい物価が高いと聞いていたが、訪れたスーパーは想像以上に高かった。
狼弦曰く、近くで行きやすいスーパーはこの『食彩苑』らしい。
小春は鶏肉、卵、玉ねぎを狼弦が持つ買い物かごに入れる。
「狼弦さん、三つ葉は大丈夫です?」
「はい、大丈夫です」
「じゃあ、親子丼に三つ葉を入れて、残りはお麩でお吸い物を作りましょう」
そう言って小春は三つ葉とめんつゆ、パック出汁を買い物かごに追加する。ついでに必要そうな調味料や食材も足していく。
「あとは、いっかな?調理道具も一式そろってたから大丈夫そうね」
小春はレジに向かおうとする。
「あの、小春様、お米は・・・」
「あ・・・」
親子丼にするならお米が必要だった。
「忘れてた・・・えっとお米売り場は?」
「こちらです」
狼弦が案内してくれた。
「好きな銘柄とかあります?」
小春は狼弦に聞く。
「こだわりはなくて、なんでも美味しく食べられます。小春様の好きな銘柄を選んでください」
そう言われても小春もこだわりの銘柄はないため困ってしまった。
とりあえず、一番安い銘柄の5キロを選んだ。
買い物かごは狼弦に持ってもらっているので、小春はコメを持とうとした。
「重いものはお持ちします」
狼弦はさらっとお米まで持ってくれた。スーツを着ているので良く分からないが、けっこう筋肉があるのかもしれない。
レジで会計を済ませて、新居に向かう。
さすがにお米も他の食材も持ってもらうので気が引ける。卵や鶏肉などが入った袋は小春が持つことにした。
狼弦は納得いかないようだった。小春から「いざってときに狼弦さんの両手がふさがっていたら思うように動けないでしょ?」と言うと、すんなりと買い物袋を渡してくれた。
新居に戻って、お米を炊く。その間にお吸い物の準備をして、親子丼の具材を切っておく。
お米が炊けたら、親子丼を作って、最後に親子丼とお吸い物の上に三つ葉をちりばめて完成。
小春が料理をしている間、狼弦は少し離れたところでずっとその様子を見ていた。
「ご飯、できたよ」
そう言って、お盆に料理を乗せてダイニングテーブルに運ぼうとすると、狼弦はお盆をさっと持ってくれた。
「作ってもらったので」
こういうところは紳士な気がする。
狼弦はダイニングテーブルに親子丼・お吸い物・お茶を並べる。やはり所作が綺麗だ。
「いただきます」
「いただきます」
夕食が始まる。
小春はお吸い物を一口、そして親子丼を一口。美味しくできた。食材が良質なこともありいつもより1割くらい美味しい気がする。
「美味しいです」
小さい声で狼弦が感想を言った。
「お口に合って良かったです!お米はまだあるので足りなかったら追加してください」
「はい、ありがとうございます」
狼弦は食事を口に運ぶ姿勢、所作が綺麗だった。きちんとした教育を受けていることがうかがえる。
小春は若い男性ってしっかりご飯も食べるのだなと思いながらその姿を眺めていた。
帝都も旧都と同じくらい物価が高いと聞いていたが、訪れたスーパーは想像以上に高かった。
狼弦曰く、近くで行きやすいスーパーはこの『食彩苑』らしい。
小春は鶏肉、卵、玉ねぎを狼弦が持つ買い物かごに入れる。
「狼弦さん、三つ葉は大丈夫です?」
「はい、大丈夫です」
「じゃあ、親子丼に三つ葉を入れて、残りはお麩でお吸い物を作りましょう」
そう言って小春は三つ葉とめんつゆ、パック出汁を買い物かごに追加する。ついでに必要そうな調味料や食材も足していく。
「あとは、いっかな?調理道具も一式そろってたから大丈夫そうね」
小春はレジに向かおうとする。
「あの、小春様、お米は・・・」
「あ・・・」
親子丼にするならお米が必要だった。
「忘れてた・・・えっとお米売り場は?」
「こちらです」
狼弦が案内してくれた。
「好きな銘柄とかあります?」
小春は狼弦に聞く。
「こだわりはなくて、なんでも美味しく食べられます。小春様の好きな銘柄を選んでください」
そう言われても小春もこだわりの銘柄はないため困ってしまった。
とりあえず、一番安い銘柄の5キロを選んだ。
買い物かごは狼弦に持ってもらっているので、小春はコメを持とうとした。
「重いものはお持ちします」
狼弦はさらっとお米まで持ってくれた。スーツを着ているので良く分からないが、けっこう筋肉があるのかもしれない。
レジで会計を済ませて、新居に向かう。
さすがにお米も他の食材も持ってもらうので気が引ける。卵や鶏肉などが入った袋は小春が持つことにした。
狼弦は納得いかないようだった。小春から「いざってときに狼弦さんの両手がふさがっていたら思うように動けないでしょ?」と言うと、すんなりと買い物袋を渡してくれた。
新居に戻って、お米を炊く。その間にお吸い物の準備をして、親子丼の具材を切っておく。
お米が炊けたら、親子丼を作って、最後に親子丼とお吸い物の上に三つ葉をちりばめて完成。
小春が料理をしている間、狼弦は少し離れたところでずっとその様子を見ていた。
「ご飯、できたよ」
そう言って、お盆に料理を乗せてダイニングテーブルに運ぼうとすると、狼弦はお盆をさっと持ってくれた。
「作ってもらったので」
こういうところは紳士な気がする。
狼弦はダイニングテーブルに親子丼・お吸い物・お茶を並べる。やはり所作が綺麗だ。
「いただきます」
「いただきます」
夕食が始まる。
小春はお吸い物を一口、そして親子丼を一口。美味しくできた。食材が良質なこともありいつもより1割くらい美味しい気がする。
「美味しいです」
小さい声で狼弦が感想を言った。
「お口に合って良かったです!お米はまだあるので足りなかったら追加してください」
「はい、ありがとうございます」
狼弦は食事を口に運ぶ姿勢、所作が綺麗だった。きちんとした教育を受けていることがうかがえる。
小春は若い男性ってしっかりご飯も食べるのだなと思いながらその姿を眺めていた。
