○2年C教室
放課後、早川は遠藤先生と一緒に数学を勉強していた。
遠藤「で、早川この場合の起こる確率はこう、どこでやる気でたんだ?」
早川「先生なら分かってくれると思ったんです。頑張って成績落ちないようにしてたんですよ、先生って誰からも好かれていいですね。そんな先生に教えてくれたら、もっと勉強が好きになると思ったんです」
遠藤「早川なんか変だぞ、いつも敬語じゃなかっただろ」
早川「そうですか?いつもこうでしたよ」
遠藤「…そうか」
早川「遠藤先生、普段の私ってどう見えてるんですか?いつも大人しく授業聞いてますよね」
遠藤「…授業中いなくなったりするだろ」
早川「ああ、そうだった、そうでしたね」
遠藤「変わりたかったのか?」
早川は遠藤先生の顔に、どんどん近づく。
早川「うーん、その先なんですよ先生。もう変わってるんです。これからも私のこと助けてくれますか、先生?相談があって」
遠藤「…」
遠藤先生は恥ずかしそうに、顔を背ける。
遠藤「な、なんだ。相談って」
早川「正解です」

早川が遠藤の耳元に近づき、何かを囁いている。遠藤と早川が密接している所を廊下から、桐谷駿体育教員が通り過ぎようとしていた所に、早川は突然机のしたで土下座して、声は恐怖で震えていた。

早川「大変申し訳ございませんでした。間違えてしまい申し訳ございませんでした!!」
早川が大声を上げると桐谷教員が2年C組に入り、必死に頭を下げている早川あかりを止めた。
桐谷「遠藤先生、何してるんですか」
遠藤「…何もしてませんよ、早川が」
早川「私のせいなんです。進むのも覚えるも遅くて、何もかもができないから怒るのも当然ですよね?私がもっと習得できればいいだけなんです。だから、遠藤先生が全部正解なんです」
遠藤「はあ?お前良い加減にしろよ」
遠藤は早川に近づこうとすると、桐谷教員が止める。
桐谷「遠藤先生落ち着いて!早川、職員室に来なさい」
早川は傷ついた顔をして、ぼろぼろと涙を流していた。
早川「申し訳ございませんでした。遠藤先生、大変申し訳ございませんでした」
早川が顔をあげると、気持ち悪くてボロボロの笑顔だった。

○2年C教室
桐谷「えー遠藤先生は本人の意向で、この学校を退職することになりました。しばらくは、俺が担任を受け持つからよろしく」
生徒「えーまじで」
生徒「遠藤辞めたんだ!なぜに?」
黒井が早川を見ると、早川は変顔してきた。
はあ?調子乗んなよ。早川あかり何してんだよ。
隣の席の早川は黒井に向かって、小声で何か言っていたので黒井は口を読み取る。
早川「次は、おまえな」
黒井は早川を睨んでから、前を向いた。