——よろづ世では、怪異的な存在をまとめて『アヤカシ』と呼ぶ。
その中で、固有の姿形のあるものや、実体のあるものを特に『妖怪』、実体を持たず、はっきりした姿形のない霊的な存在を特に『もののけ』と呼ぶ。
妖怪の方が実体がある分、段階的に上ではある。
もののけは妖怪になる前の段階ともいえる。
基本的に、妖怪には物理的攻撃が効くが、もののけには通じない。
その分もののけも、こちらに干渉しにくい存在ではある。
ただ、今回のようにもののけだと明確に断言できる存在ばかりでもなく、妖怪ともののけの線引きが曖昧である存在も多いため、基本的には、アヤカシとまとめて呼ばれることがほとんどなのだ。
そして、アヤカシの起源には大まかに二つある。
一つは、憎しみや悲しみといった、強い怨念から成るもの。
もう一つが、生まれつき不思議な力や神聖な力を持つ人外のもの、または後天的にその力を得た人外の存在である(生まれつき妖怪である小雨や夜助は、こちらに含まれる)。
人々の怨念から成るアヤカシが、害を成すものがほとんどだが、そうでないものでも、同じようにみなされ、ほとんどが同じ扱いを受けてしまっているのである——
かずみはうんと伸びをした。
「妖怪も怖いだろ! ま、とにかく良かったよ! 今晩は宿代もタダにしてくれたしな。いっぱい食うぞ!」
こうしてみんなはのんびりと夜を過ごし、気持ちよく眠りについた。
その中で、固有の姿形のあるものや、実体のあるものを特に『妖怪』、実体を持たず、はっきりした姿形のない霊的な存在を特に『もののけ』と呼ぶ。
妖怪の方が実体がある分、段階的に上ではある。
もののけは妖怪になる前の段階ともいえる。
基本的に、妖怪には物理的攻撃が効くが、もののけには通じない。
その分もののけも、こちらに干渉しにくい存在ではある。
ただ、今回のようにもののけだと明確に断言できる存在ばかりでもなく、妖怪ともののけの線引きが曖昧である存在も多いため、基本的には、アヤカシとまとめて呼ばれることがほとんどなのだ。
そして、アヤカシの起源には大まかに二つある。
一つは、憎しみや悲しみといった、強い怨念から成るもの。
もう一つが、生まれつき不思議な力や神聖な力を持つ人外のもの、または後天的にその力を得た人外の存在である(生まれつき妖怪である小雨や夜助は、こちらに含まれる)。
人々の怨念から成るアヤカシが、害を成すものがほとんどだが、そうでないものでも、同じようにみなされ、ほとんどが同じ扱いを受けてしまっているのである——
かずみはうんと伸びをした。
「妖怪も怖いだろ! ま、とにかく良かったよ! 今晩は宿代もタダにしてくれたしな。いっぱい食うぞ!」
こうしてみんなはのんびりと夜を過ごし、気持ちよく眠りについた。

