「おい航平、さっきから何ニヤニヤしてんだよ。また金曜日なんかあったな?」
月曜日の朝。
校門へと続くいつもの道を歩いていると、隣を歩く大輝が声を顰めて少し肩をぶつけてきた。
「……え?いや、別にそんなんじゃないけど」
「嘘つけ。航平は分かりやすすぎるんだよ。…で?例の先生とはなんか進展でもあったわけ?」
大輝のからかうような視線から逃げるように、俺は慌てて前を向いた。
「……まぁ、ちょっと頭の整理がつかにくらいには、凄いことがあってさ。あとで部活の時に話すよ」
「へぇ、もったいつけるじゃん」
大輝は面白そうに喉を鳴らした、その時だった。
「おおーい、二人とも!」
背後から小走りの足音とともに声をかけられた。
振り返ると、スクールバッグを肩にかけ、スカートを少し揺らした女子生徒が息を弾ませて歩調を合わせてくる。
名前は、高橋夏海。
俺と大輝とは小学校からの付き合いになる、腐れ縁の幼馴染だ。
「おはよう、夏海。朝から元気だな」
「夏海は年中無休で元気だろ」
すかさず大輝が横から口を挟むと、夏海は「ちょっと大輝、それどういう意味!」と頬を膨らませて大輝の腕をバシッと叩いた。彼女は昔からガサツと言われることを嫌がっていた。本人は女の子らしくいたいらしい。
「月曜日の朝なんて一番テンション下がるのに、ひどいんだけど」
そう言って俺たちの間に自然に割って入りながら小さくため息をついた夏海だが、今日に限っていつもは結ばない髪を少しだけハーフアップにしている。
歩きながら、夏海がさっきから何度も俺の顔を覗き込んでくるので、寝癖でも残っているのかと少し気になった。
月曜日の朝。
校門へと続くいつもの道を歩いていると、隣を歩く大輝が声を顰めて少し肩をぶつけてきた。
「……え?いや、別にそんなんじゃないけど」
「嘘つけ。航平は分かりやすすぎるんだよ。…で?例の先生とはなんか進展でもあったわけ?」
大輝のからかうような視線から逃げるように、俺は慌てて前を向いた。
「……まぁ、ちょっと頭の整理がつかにくらいには、凄いことがあってさ。あとで部活の時に話すよ」
「へぇ、もったいつけるじゃん」
大輝は面白そうに喉を鳴らした、その時だった。
「おおーい、二人とも!」
背後から小走りの足音とともに声をかけられた。
振り返ると、スクールバッグを肩にかけ、スカートを少し揺らした女子生徒が息を弾ませて歩調を合わせてくる。
名前は、高橋夏海。
俺と大輝とは小学校からの付き合いになる、腐れ縁の幼馴染だ。
「おはよう、夏海。朝から元気だな」
「夏海は年中無休で元気だろ」
すかさず大輝が横から口を挟むと、夏海は「ちょっと大輝、それどういう意味!」と頬を膨らませて大輝の腕をバシッと叩いた。彼女は昔からガサツと言われることを嫌がっていた。本人は女の子らしくいたいらしい。
「月曜日の朝なんて一番テンション下がるのに、ひどいんだけど」
そう言って俺たちの間に自然に割って入りながら小さくため息をついた夏海だが、今日に限っていつもは結ばない髪を少しだけハーフアップにしている。
歩きながら、夏海がさっきから何度も俺の顔を覗き込んでくるので、寝癖でも残っているのかと少し気になった。


