#6
「ただいまー」
ふざけながら歩いた帰り道、汗だくになりながら家に着き中に居るはずの友人たちに声をかけると、「おかえりー」と返ってきた。
「あーうさ先輩ちゃんと帰んないで着いてったんだー。偉いじゃん」
ハゼが宇佐美を子供のように扱い宇佐美はむっとして無視していた。
「まひ~こいつら俺んこと馬鹿にしてへん? 」
「はいはい、大人しくしててくださいね~」
めそめそ演技をして引っ付いてこようとする宇佐美の尻を蹴りキッチンへと向かった。
がさごそと用意していると後ろから「何作んだ? 」とぬっとマオが顔を出してくる。
思わずびくぅっと肩を揺らしてしまった。
「びっくりしたぁ……。急に現れないでくださいよ」
「なぁ何作んだ? 」
この人は『会話』というものを知らないのだろうか。
「できてからのお楽しみです。あっちで遊んでていいですよ」
「俺は何をすればいい? 」
「は? いやだから座って……」
イラっとしながら振り向くと、マオはまるで子供のように瞳をキラキラさせて真宏を見ていた。
……もしかして、料理がしたいのか?
真宏はなんとなく勘付き、それでは、と適当に簡単な作業を伝えた。
するとマオは「おう! 」と返事をしてものの見事にやり終えた。
しかも出来は最高。
「マオ先輩って普段料理するの? 」
驚いて問えば、マオは屈託のない笑顔で「まあな」といった。
「下に二人ちっちぇのがいんだよ。そいつらの世話をたまにな」
へぇそうだったのか。
「じゃあ先輩、俺はこれから豚の生姜焼きとみそ汁と和え物、卵焼きを作るので一緒にやりましょうか」
使える人員とあらば話は別だ。
そう声をかけるとマオはパァッと顔を明るくして元気に「おう! 」と返事をした。
「真宏~そっちの猫かまうのもいいけど、こっちのウサギもかまったげて~」
ハゼがまた暇さ余ってか宇佐美をからかいそんなことを言ってくるので「いやでーす」と返せば、ポスッと背中に何かが当たる。
「なんだよ…………なんだこれ」
玩具菓子の未開封の箱が背中に当たったらしく、拾い上げる。
「誰ですか物投げたの! 危ないでしょ!! 」
箱を持ってリビングに怒りに行くと、三人は口々に「お母さんだ」「ママじゃん」「おかんやな」と言っている。
「もー大人しく待っててよ。テレビ観てていいからさぁ」
そう言って箱をテーブルに置き、キッチンへと戻る。
そうしてる間にマオが黙々と作業してくれたお陰で、スムーズに料理が進められた。
「ただいまー」
ふざけながら歩いた帰り道、汗だくになりながら家に着き中に居るはずの友人たちに声をかけると、「おかえりー」と返ってきた。
「あーうさ先輩ちゃんと帰んないで着いてったんだー。偉いじゃん」
ハゼが宇佐美を子供のように扱い宇佐美はむっとして無視していた。
「まひ~こいつら俺んこと馬鹿にしてへん? 」
「はいはい、大人しくしててくださいね~」
めそめそ演技をして引っ付いてこようとする宇佐美の尻を蹴りキッチンへと向かった。
がさごそと用意していると後ろから「何作んだ? 」とぬっとマオが顔を出してくる。
思わずびくぅっと肩を揺らしてしまった。
「びっくりしたぁ……。急に現れないでくださいよ」
「なぁ何作んだ? 」
この人は『会話』というものを知らないのだろうか。
「できてからのお楽しみです。あっちで遊んでていいですよ」
「俺は何をすればいい? 」
「は? いやだから座って……」
イラっとしながら振り向くと、マオはまるで子供のように瞳をキラキラさせて真宏を見ていた。
……もしかして、料理がしたいのか?
真宏はなんとなく勘付き、それでは、と適当に簡単な作業を伝えた。
するとマオは「おう! 」と返事をしてものの見事にやり終えた。
しかも出来は最高。
「マオ先輩って普段料理するの? 」
驚いて問えば、マオは屈託のない笑顔で「まあな」といった。
「下に二人ちっちぇのがいんだよ。そいつらの世話をたまにな」
へぇそうだったのか。
「じゃあ先輩、俺はこれから豚の生姜焼きとみそ汁と和え物、卵焼きを作るので一緒にやりましょうか」
使える人員とあらば話は別だ。
そう声をかけるとマオはパァッと顔を明るくして元気に「おう! 」と返事をした。
「真宏~そっちの猫かまうのもいいけど、こっちのウサギもかまったげて~」
ハゼがまた暇さ余ってか宇佐美をからかいそんなことを言ってくるので「いやでーす」と返せば、ポスッと背中に何かが当たる。
「なんだよ…………なんだこれ」
玩具菓子の未開封の箱が背中に当たったらしく、拾い上げる。
「誰ですか物投げたの! 危ないでしょ!! 」
箱を持ってリビングに怒りに行くと、三人は口々に「お母さんだ」「ママじゃん」「おかんやな」と言っている。
「もー大人しく待っててよ。テレビ観てていいからさぁ」
そう言って箱をテーブルに置き、キッチンへと戻る。
そうしてる間にマオが黙々と作業してくれたお陰で、スムーズに料理が進められた。

