琥珀の二人

全てはここから始まった。

いつも満たされない私と強い君が出会ったときから。

「お前、巫だろ。俺と琥珀になれ」

"琥珀"
古くから異形や悪神、悪霊を倒してきた二人組のことだ。

それは江戸時代に数百組いたが、現在…大正には十組ほどしかいない。

そして、政府公認の二人組…。

"巫"は悪を祓い、その巫を守るのが"守"という存在だ。

私は"巫"なんだろうか。

"巫"としての役割を果たせるのだろうか。

突然現れた"守"である彼の手をとってもいいのだろうか。

私は彼と、この先を歩んでいけるのだろうか。