『六月十二日』
目を開けると、視界が明るかった。いつもより長いこと寝ていた気がする。でも、カレンダーを確認すると一日しか経っていなかった。
朝は好き。早起きするのは気持ちがいいし、何より朝起きてすぐの布団からは彼の体温を感じることでができるから。
私は彼の体を借りている身だけど、彼に好意を持っていたりする。なんか交換日記をしているうちに彼の書く字が可愛く感じてきたり、起きた朝に日記を読んで昨日の彼がどんなことをしたのかとか想像したりしているうちに好きになっていた。
それでも、この気持ちを持っているなんて自分でもおかしいとわかっている。だから、本人に話す気なんてない。そもそもそんな勇気、私にはない。
布団から起きて、机に座り、日記を開いて読む。
「忘れてたって…やってないのと同じじゃん」
気づけば口角が上がっていた。変に嘘をついてくることなく、言い訳をしてくるので怒るに怒れない。私がいなくなってしまった後のことを度々考えてしまう。彼には幸せになってほしい。それが自分がしてしまった罪滅ぼしからくる感情なのか、はたまた彼を想う心からくるものなのか…。とりあえず、だからこそ彼には真面目に、健康に生きてほしいと思っている。
日記に書かれていること的には本日は特に予定がないとのことなので普通に昨日受けれなかった授業範囲の勉強をやり、時間になり、朝食を食べるために部屋を出て居間に向かう。
「おはよう、おばあちゃん」
「今日はアキちゃんかい。パン焼いておくから顔洗っておいで」
おばあちゃんは私のことをアキちゃんと呼ぶ。自分で取ってつけたような名前だけど割と気に入っている。
「ありがとう」
いつも祖母は私と彼のことを見分けてくれる。この間、なんで?と聞いたら顔つきが違うんだよ。と言われた。でもこの間、友達の駿に彼の写真を見せてもらったけど、違いがわからない。そんなことを洗面所で自分の顔を見ながら改めて思った。
「いただきます」
朝はパン派だ。ちなみに、彼はご飯派らしい。これは日記に書いてあったのではなく、おばあちゃんが私に教えてくれたことだった。時々おばあちゃんは彼の話をしくれる。それが嬉しくもあり、悲しくもあった。
パンを食べ終え、歯を磨き、自室に戻り、制服に着替え、学校に向かった。
教室に入るなり、教室で一人、漫画を読んでいる駿に話しかけた。
「おはよう」
呼びかけると、読んでいた漫画を閉じて私の方に体を向けてくれた。
「おー、今日はアキか」
目を開けると、視界が明るかった。いつもより長いこと寝ていた気がする。でも、カレンダーを確認すると一日しか経っていなかった。
朝は好き。早起きするのは気持ちがいいし、何より朝起きてすぐの布団からは彼の体温を感じることでができるから。
私は彼の体を借りている身だけど、彼に好意を持っていたりする。なんか交換日記をしているうちに彼の書く字が可愛く感じてきたり、起きた朝に日記を読んで昨日の彼がどんなことをしたのかとか想像したりしているうちに好きになっていた。
それでも、この気持ちを持っているなんて自分でもおかしいとわかっている。だから、本人に話す気なんてない。そもそもそんな勇気、私にはない。
布団から起きて、机に座り、日記を開いて読む。
「忘れてたって…やってないのと同じじゃん」
気づけば口角が上がっていた。変に嘘をついてくることなく、言い訳をしてくるので怒るに怒れない。私がいなくなってしまった後のことを度々考えてしまう。彼には幸せになってほしい。それが自分がしてしまった罪滅ぼしからくる感情なのか、はたまた彼を想う心からくるものなのか…。とりあえず、だからこそ彼には真面目に、健康に生きてほしいと思っている。
日記に書かれていること的には本日は特に予定がないとのことなので普通に昨日受けれなかった授業範囲の勉強をやり、時間になり、朝食を食べるために部屋を出て居間に向かう。
「おはよう、おばあちゃん」
「今日はアキちゃんかい。パン焼いておくから顔洗っておいで」
おばあちゃんは私のことをアキちゃんと呼ぶ。自分で取ってつけたような名前だけど割と気に入っている。
「ありがとう」
いつも祖母は私と彼のことを見分けてくれる。この間、なんで?と聞いたら顔つきが違うんだよ。と言われた。でもこの間、友達の駿に彼の写真を見せてもらったけど、違いがわからない。そんなことを洗面所で自分の顔を見ながら改めて思った。
「いただきます」
朝はパン派だ。ちなみに、彼はご飯派らしい。これは日記に書いてあったのではなく、おばあちゃんが私に教えてくれたことだった。時々おばあちゃんは彼の話をしくれる。それが嬉しくもあり、悲しくもあった。
パンを食べ終え、歯を磨き、自室に戻り、制服に着替え、学校に向かった。
教室に入るなり、教室で一人、漫画を読んでいる駿に話しかけた。
「おはよう」
呼びかけると、読んでいた漫画を閉じて私の方に体を向けてくれた。
「おー、今日はアキか」

