『男として好きだった。』と泣いていた後輩の失恋?もアキを誰にも渡したくないという僕の汚い嫉妬も、全てこの僕一人がこの胸に閉じ込めておけばいい。
ペンを置き、ノートをそっと閉じる。
明日、もしくは明後日。目を覚ましたアキが、この文字を見てどんな顔をするのか。それを想像することだけが、今の僕に許された、唯一の、そして、一番切ない特権だった。
『九月七日』
目が覚めて、いつものように前日…いや、今回は土日か。彼の部活での頑張りを筋肉痛という痛みで感じながら起き上がり、机に向かう。
日記を広げ、内容を確認する。
『九月四日
アキ、驚かせてごめん。今日、アキに内緒で図書室に行ったんだ。
そこで、アキがいつも話しているっていう、一個下の後輩のめいさんと会った。
結論から言うと、アキの正体について、僕たちの体の秘密について、全部あの子に話したよ。アキが僕の別人格であることも、僕たちがこのノートを通じてしか会えないことも、全部だ。
勝手にバラして本当にごめん。でも、あの子はアキの違いについて薄々気づいてたみたいだった。驚いてはいたけど、ちゃんと現実を受け入れてくれたよ。
あの子は、アキのことをただの男の先輩として頼りにしてたんじゃない。クラスに友達がいなくて一人だったあの子にとって、図書室で本の話をしてくれるアキだけが、唯一の優しい居場所だったんだってさ。
僕が間に入って、余計なことをして本当に悪かった。だけど、あの子はこれからもアキと友達でいたいって、泣きながら言ってくれたよ。『これからもアキ先輩を待ってます』って。
だから、次にアキが表に出たら、いつものように優しく話しかけてあげてほしい。僕には作ってあげられなかった、外の世界の、アキだけの本当の友達だ。大切にしてほしい。
勝手に色々決めてごめん。でも、あの子がアキを呼ぶ声は、僕が今まで聞いた誰の声よりも優しかったよ。これが、今日のすべて。じゃあ、おやすみ。』
最初の一文を読んで頭が真っ白になった。もうあの子とは会えないだって怖くなった。でも、読み進めるうちに涙が止まらなくなった。私は勝手にバラされただなんて思ってない。むしろ、話せばもしかしたら彼の学校生活がどうなっていたかわからないのに。彼女を信用してくれた彼はお人好し以外何者でもない。私はそんな彼がやっぱり好きだ。
ペンを置き、ノートをそっと閉じる。
明日、もしくは明後日。目を覚ましたアキが、この文字を見てどんな顔をするのか。それを想像することだけが、今の僕に許された、唯一の、そして、一番切ない特権だった。
『九月七日』
目が覚めて、いつものように前日…いや、今回は土日か。彼の部活での頑張りを筋肉痛という痛みで感じながら起き上がり、机に向かう。
日記を広げ、内容を確認する。
『九月四日
アキ、驚かせてごめん。今日、アキに内緒で図書室に行ったんだ。
そこで、アキがいつも話しているっていう、一個下の後輩のめいさんと会った。
結論から言うと、アキの正体について、僕たちの体の秘密について、全部あの子に話したよ。アキが僕の別人格であることも、僕たちがこのノートを通じてしか会えないことも、全部だ。
勝手にバラして本当にごめん。でも、あの子はアキの違いについて薄々気づいてたみたいだった。驚いてはいたけど、ちゃんと現実を受け入れてくれたよ。
あの子は、アキのことをただの男の先輩として頼りにしてたんじゃない。クラスに友達がいなくて一人だったあの子にとって、図書室で本の話をしてくれるアキだけが、唯一の優しい居場所だったんだってさ。
僕が間に入って、余計なことをして本当に悪かった。だけど、あの子はこれからもアキと友達でいたいって、泣きながら言ってくれたよ。『これからもアキ先輩を待ってます』って。
だから、次にアキが表に出たら、いつものように優しく話しかけてあげてほしい。僕には作ってあげられなかった、外の世界の、アキだけの本当の友達だ。大切にしてほしい。
勝手に色々決めてごめん。でも、あの子がアキを呼ぶ声は、僕が今まで聞いた誰の声よりも優しかったよ。これが、今日のすべて。じゃあ、おやすみ。』
最初の一文を読んで頭が真っ白になった。もうあの子とは会えないだって怖くなった。でも、読み進めるうちに涙が止まらなくなった。私は勝手にバラされただなんて思ってない。むしろ、話せばもしかしたら彼の学校生活がどうなっていたかわからないのに。彼女を信用してくれた彼はお人好し以外何者でもない。私はそんな彼がやっぱり好きだ。

