「いってらっしゃいね。はい、これ」
おばちゃんは僕にお金の入った小銭袋を渡してきた。僕はそれを素直に受け取り、鞄にしまった。
まずは電車に乗るべく、いつものように徒歩でバス停まで行き、バスに乗って駅まで行く。ここまではいつも通り、次にいつもとは反対方向の電車に乗り、電車に揺れること三十分。そこから、さらに歩いて二十分。
途中、若い夫婦?二人が経営している花屋に寄って、花を買った。もう少し近くにもあるが、あそこの花屋はPOPが可愛かったり、あの夫婦二人もいい人だし、今日に限らず、花を買うときはあそこで買っている。まぁ花を買う時なんてあんまりないんだけど。
やっとの思いでついたのは父の墓。
父の話を少しすると、亡くなったのは僕が小学一年生の時。交通事故だったらしい。聞いたのは誰か庇って亡くなったということ。誰を庇ったのかとか僕は知らないし、母も教えてくれなかった。それが誰だとしてもどうでもいい。父が勇敢な人間であったことに変わりはないから。
父との思い出は少なく、キャッチボールをしたとかそういうのはなくて、父の仕事が休みの日に動物園と水族館に行った覚えしか僕にはない。その時にアキは生まれていたのかはわからないけど、父との思い出はないと思う。
父に僕がきたことを水をかけて知らせる。花を綺麗なものに変えようと思ったが、今年も母が僕より早く来ていた。綺麗な花が飾られていた。もちろん、僕が買ってきたものも追加で飾った。
手を合わせ、少ないとはいえ、小さい頃の父との思い出を大切にしていること、自分がここまで大きく成長できたこと。父のことを今でも尊敬していることをしっかりと伝え、目を開けた。
「じゃあ、また来年」
そう言い残して、父の元を後にした。
ちなみに、アキには命日のことも僕の父が亡くなっていることすらも話してない。いずれ話すつもりではあるが、なかなか機会がない。
今回たまたま命日当日がアキになってしまったからみたいになっているが、毎年母と遭遇したくないがために日にちをずらしてここに来ている。今日、祖父母が一緒に来ていないのも命日当日にすでに墓参りを済ませているからだ。会いたくないのは僕個人的な問題だから。
母がここに来ていることは祖父母から聞いている。そこで僕のことについて少しだけ話すそうだ。
墓参りを終え、そのまま学校に向かうと、到着した時にはちょうど昼休みが終わってしまっていた。
そのまま授業を受け、放課後になり、駿と一緒に部活に向かう。
父のことは駿には話している。だから、僕が学校に遅れてきたことは特に聞いてこない。
そのまま部活をして、僕にしては珍しく個人練習にも参加してクタクタになって家に帰った。
日記にはチーズケーキが美味しかったことと、部活がハードだったことなんかを書いた。
おばちゃんは僕にお金の入った小銭袋を渡してきた。僕はそれを素直に受け取り、鞄にしまった。
まずは電車に乗るべく、いつものように徒歩でバス停まで行き、バスに乗って駅まで行く。ここまではいつも通り、次にいつもとは反対方向の電車に乗り、電車に揺れること三十分。そこから、さらに歩いて二十分。
途中、若い夫婦?二人が経営している花屋に寄って、花を買った。もう少し近くにもあるが、あそこの花屋はPOPが可愛かったり、あの夫婦二人もいい人だし、今日に限らず、花を買うときはあそこで買っている。まぁ花を買う時なんてあんまりないんだけど。
やっとの思いでついたのは父の墓。
父の話を少しすると、亡くなったのは僕が小学一年生の時。交通事故だったらしい。聞いたのは誰か庇って亡くなったということ。誰を庇ったのかとか僕は知らないし、母も教えてくれなかった。それが誰だとしてもどうでもいい。父が勇敢な人間であったことに変わりはないから。
父との思い出は少なく、キャッチボールをしたとかそういうのはなくて、父の仕事が休みの日に動物園と水族館に行った覚えしか僕にはない。その時にアキは生まれていたのかはわからないけど、父との思い出はないと思う。
父に僕がきたことを水をかけて知らせる。花を綺麗なものに変えようと思ったが、今年も母が僕より早く来ていた。綺麗な花が飾られていた。もちろん、僕が買ってきたものも追加で飾った。
手を合わせ、少ないとはいえ、小さい頃の父との思い出を大切にしていること、自分がここまで大きく成長できたこと。父のことを今でも尊敬していることをしっかりと伝え、目を開けた。
「じゃあ、また来年」
そう言い残して、父の元を後にした。
ちなみに、アキには命日のことも僕の父が亡くなっていることすらも話してない。いずれ話すつもりではあるが、なかなか機会がない。
今回たまたま命日当日がアキになってしまったからみたいになっているが、毎年母と遭遇したくないがために日にちをずらしてここに来ている。今日、祖父母が一緒に来ていないのも命日当日にすでに墓参りを済ませているからだ。会いたくないのは僕個人的な問題だから。
母がここに来ていることは祖父母から聞いている。そこで僕のことについて少しだけ話すそうだ。
墓参りを終え、そのまま学校に向かうと、到着した時にはちょうど昼休みが終わってしまっていた。
そのまま授業を受け、放課後になり、駿と一緒に部活に向かう。
父のことは駿には話している。だから、僕が学校に遅れてきたことは特に聞いてこない。
そのまま部活をして、僕にしては珍しく個人練習にも参加してクタクタになって家に帰った。
日記にはチーズケーキが美味しかったことと、部活がハードだったことなんかを書いた。

