誕生日




――――――……



深夜零時、丁度。

ピコン、ピコン、とケータイから響く通知音。
友だちからのお祝いの言葉に頬が緩む。

ベッドの上で一つひとつ返信をして、ベッドサイドの充電器に差し込む頃には15分経っていた。

ブルーライトの刺激で冴えた目を強制的に閉じる。


今日から17歳。
高校生になって2回目の誕生日。

去年は学校でクラスの友だちからサプライズがあって、黒板に大きく『誕生日おめでとう!』と素敵なイラスト付きで祝ってもらった。

今年も何かあるのかな、とほんのり期待しちゃったりして。

わたしも友だちが誕生日のときはクラッカーで一発サプライズを企画したり、放課後に遊びに行ってデザート奢ったり。

祝う側もすごく楽しいけど、やっぱり自分の誕生日が一番わくわくする。


少ししてピコン、と通知音が聞こえた。
返信の返信かな。

また明日返そう、と思ったのを最後に睡魔へ沈んだ。