*
(お父様もお姉様も、驚いていたわ)
清四朗たちの元から離れ、翔澪と水夜は町へたどり着いていた。翔澪に肩を抱かれながら、水夜は戸惑うように歩いている。
「水夜、大丈夫か?」
翔澪は立ち止まると、心配そうに水夜の顔を覗きこんだ。
「は、はい。少し、驚いただけです……」
(屋敷が穢れたと言っていたけれど、珠奈はちゃんと掃除をしていないのかしら)
どうやら清四朗たちが湖にやってきたのは、屋敷が穢れてきたから水夜に掃除をさせ浄化しようと思ったようだ。その代わりに珠奈を差し出そうとしていたようだが、翔澪はきっぱりと断っていた。
(嬉しいけれど、あれで本当によかったのかしら)
水夜は神力を持たない。そんな水夜より、神力のある珠奈が翔澪の側にいた方がいいのではないか。
「水夜、何か良からぬことを考えているのではないか?あの女の神力は気持ち悪いと言っただろう。それに、お前は神力を持たずとも存在しているだけで我にとってかけがえのない存在だ。何度も言っただろう」
(お父様もお姉様も、驚いていたわ)
清四朗たちの元から離れ、翔澪と水夜は町へたどり着いていた。翔澪に肩を抱かれながら、水夜は戸惑うように歩いている。
「水夜、大丈夫か?」
翔澪は立ち止まると、心配そうに水夜の顔を覗きこんだ。
「は、はい。少し、驚いただけです……」
(屋敷が穢れたと言っていたけれど、珠奈はちゃんと掃除をしていないのかしら)
どうやら清四朗たちが湖にやってきたのは、屋敷が穢れてきたから水夜に掃除をさせ浄化しようと思ったようだ。その代わりに珠奈を差し出そうとしていたようだが、翔澪はきっぱりと断っていた。
(嬉しいけれど、あれで本当によかったのかしら)
水夜は神力を持たない。そんな水夜より、神力のある珠奈が翔澪の側にいた方がいいのではないか。
「水夜、何か良からぬことを考えているのではないか?あの女の神力は気持ち悪いと言っただろう。それに、お前は神力を持たずとも存在しているだけで我にとってかけがえのない存在だ。何度も言っただろう」
