清四朗に今にも掴みかかりそうな勢いで珠奈が言うと、清四朗は堪忍袋の緒が切れたのか、ついに珠奈へ怒号を浴びせる。
「隣町の町長とは先々代の頃からそりが合わないのだ!何が神力だ巫女だと青条家を毛嫌いし馬鹿にしている。そんな町をなぜわざわざ助けなければいけない!」
さっきまで威勢のよかった珠奈は急な清四朗の怒号に驚き、その場に座り込む。だが、すぐにハッとして後ろを振り返り、水夜を見た。
(……?)
珠奈の視線に嫌な予感がする。思わず視線を逸らすと、珠奈から小さく笑う声が聞こえて来た。
「だったら、私じゃなくてお姉様を生贄に出せばいいじゃない。巫女を馬鹿にしてるんでしょう?神力の無いお姉様はうってつけじゃない」
(え……!?)
水夜の目が大きく見開かれると、珠奈は厭らしい笑みを浮かべる。だが、清四朗はさらに怒ったように声を荒げた。
「そんなことしてみろ、龍神様の怒りを買うかもしれないだろう!普通の人間に神力のなんたるかがわからずとも、龍神様には水夜に力が無いことなど簡単にわかってしまう!」
「だったら、私の力を含んだ勾玉でも持たせればいいでしょう。神力の気配があれば問題ないわよ、きっと。その後、龍神様にバレてお怒りになったとしても、適当に嘘をついて町長のせいにしてしまえば怒りの対象は町へ向けられるでしょう。それであの町がどうなろうと知ったこっちゃない。元々そりが合わないんだったら、ちょうどいいんじゃない?」
珠奈の提案に、万里絵は名案だと言わんばかりに目を輝かせて清四朗を見る。清四朗も、顎に手を乗せなるほど、と呟き水夜へ視線を向けた。
「隣町の町長とは先々代の頃からそりが合わないのだ!何が神力だ巫女だと青条家を毛嫌いし馬鹿にしている。そんな町をなぜわざわざ助けなければいけない!」
さっきまで威勢のよかった珠奈は急な清四朗の怒号に驚き、その場に座り込む。だが、すぐにハッとして後ろを振り返り、水夜を見た。
(……?)
珠奈の視線に嫌な予感がする。思わず視線を逸らすと、珠奈から小さく笑う声が聞こえて来た。
「だったら、私じゃなくてお姉様を生贄に出せばいいじゃない。巫女を馬鹿にしてるんでしょう?神力の無いお姉様はうってつけじゃない」
(え……!?)
水夜の目が大きく見開かれると、珠奈は厭らしい笑みを浮かべる。だが、清四朗はさらに怒ったように声を荒げた。
「そんなことしてみろ、龍神様の怒りを買うかもしれないだろう!普通の人間に神力のなんたるかがわからずとも、龍神様には水夜に力が無いことなど簡単にわかってしまう!」
「だったら、私の力を含んだ勾玉でも持たせればいいでしょう。神力の気配があれば問題ないわよ、きっと。その後、龍神様にバレてお怒りになったとしても、適当に嘘をついて町長のせいにしてしまえば怒りの対象は町へ向けられるでしょう。それであの町がどうなろうと知ったこっちゃない。元々そりが合わないんだったら、ちょうどいいんじゃない?」
珠奈の提案に、万里絵は名案だと言わんばかりに目を輝かせて清四朗を見る。清四朗も、顎に手を乗せなるほど、と呟き水夜へ視線を向けた。
