*
翔澪がお風呂から上がり戻って来ると、とても良い匂いがしていた。
「水夜?何をしているんだ?」
「翔澪様、お帰りなさい!翔澪様が買ってきてくれた食材を使って、料理をしていました」
台所に目をやると、炊飯器から蒸気が出て、コンロには味噌汁がある。
「とりあえずご飯を炊いて味噌汁と煮物を作っただけですけど……」
そう言ってから、水夜は何かに気づいたように顔を青ざめる。
「勝手に作ってしまいましたが、大丈夫でしたか?」
(翔澪様に先に聞いてからにするべきだった)
水夜は悲痛な顔で翔澪に尋ねる。勝手なことをして怒られてしまうかもしれない、そう思ったが、翔澪は怒るどころか嬉しそうに目を輝かせた。
「いや、食べ物が必要だと思って買って来たものだ。風呂から上がったら水夜のためにどうにかして調理しようと思っていたが……水夜が作ってくれていたんだな。ありがとう」
そう言って翔澪は水夜を抱きしめた。風呂上がりの翔澪から良い香りがして水夜の心臓は跳ね上がる。
(ど、どうしよう、ドキドキするのに、でもなぜかすごく落ち着く)
温かいのにひんやりとして、まるで体の奥から清められるかのようだ。
「ここにあるものは自由に使って構わない。部屋を綺麗にしてくれたおかげで置いてある物たちは部屋と同じように勝手に浄化されているからな」
そう言って、翔澪は水夜から離れ、食器棚から茶碗を取り出す。
翔澪がお風呂から上がり戻って来ると、とても良い匂いがしていた。
「水夜?何をしているんだ?」
「翔澪様、お帰りなさい!翔澪様が買ってきてくれた食材を使って、料理をしていました」
台所に目をやると、炊飯器から蒸気が出て、コンロには味噌汁がある。
「とりあえずご飯を炊いて味噌汁と煮物を作っただけですけど……」
そう言ってから、水夜は何かに気づいたように顔を青ざめる。
「勝手に作ってしまいましたが、大丈夫でしたか?」
(翔澪様に先に聞いてからにするべきだった)
水夜は悲痛な顔で翔澪に尋ねる。勝手なことをして怒られてしまうかもしれない、そう思ったが、翔澪は怒るどころか嬉しそうに目を輝かせた。
「いや、食べ物が必要だと思って買って来たものだ。風呂から上がったら水夜のためにどうにかして調理しようと思っていたが……水夜が作ってくれていたんだな。ありがとう」
そう言って翔澪は水夜を抱きしめた。風呂上がりの翔澪から良い香りがして水夜の心臓は跳ね上がる。
(ど、どうしよう、ドキドキするのに、でもなぜかすごく落ち着く)
温かいのにひんやりとして、まるで体の奥から清められるかのようだ。
「ここにあるものは自由に使って構わない。部屋を綺麗にしてくれたおかげで置いてある物たちは部屋と同じように勝手に浄化されているからな」
そう言って、翔澪は水夜から離れ、食器棚から茶碗を取り出す。
