ふわり、と水夜の周囲の気が清らかになるのがわかる。そして、水夜を庇うようにして肩を抱く翔澪がいた。
黒くうごめくものは翔澪に触れる前にはじけ飛び、消えて無くなる。
「水夜の美しい気に惹かれて天井を伝って集まって来たか。水夜に近寄ろうなどと、穢れの分際で生意気な!」
翔澪が怒号を飛ばすと、天井を伝って移動していたススは一目散に散り、まだ掃除が終わっていない部屋へ戻っていった。
天井も箒で掃いてはいたが、所々汚れが残っている部分があったらしい。そこを伝って穢れが水夜を目指してやって来てしまったようだ。
「すまない、水夜。怖かっただろう」
優しく翔澪が水夜を抱きしめる。驚いた水夜はかすかに震えていたが、翔澪に抱きしめられたことで少しずつおさまっていった。
(翔澪様に包まれていると安心する……)
さっきまでの恐怖が嘘のように静まっていく。ホッと息を吐き、水夜は翔澪を見上げて微笑んだ。
「翔澪様が来てくださったから大丈夫です、ありがとうございます。それにしても、突然翔澪様が現れてびっくりしました」
「変な物音がして、嫌な予感がしたんだ。水夜を守れてよかった」
黒くうごめくものは翔澪に触れる前にはじけ飛び、消えて無くなる。
「水夜の美しい気に惹かれて天井を伝って集まって来たか。水夜に近寄ろうなどと、穢れの分際で生意気な!」
翔澪が怒号を飛ばすと、天井を伝って移動していたススは一目散に散り、まだ掃除が終わっていない部屋へ戻っていった。
天井も箒で掃いてはいたが、所々汚れが残っている部分があったらしい。そこを伝って穢れが水夜を目指してやって来てしまったようだ。
「すまない、水夜。怖かっただろう」
優しく翔澪が水夜を抱きしめる。驚いた水夜はかすかに震えていたが、翔澪に抱きしめられたことで少しずつおさまっていった。
(翔澪様に包まれていると安心する……)
さっきまでの恐怖が嘘のように静まっていく。ホッと息を吐き、水夜は翔澪を見上げて微笑んだ。
「翔澪様が来てくださったから大丈夫です、ありがとうございます。それにしても、突然翔澪様が現れてびっくりしました」
「変な物音がして、嫌な予感がしたんだ。水夜を守れてよかった」
