2,3
むかしむかし、
心の優しい巨人がいました。
3,4
巨人が歩いていると、
一輪の可憐な花を見つけました。
5,6
巨人は、なんて綺麗な花なんだろう。
と立ち止まって。
7,8
花の側に、しゃがみこんで。
その花を見つめました。
9,10
雨の日も、
11,12
風の日も、
13,14
晴れの日も、ずっとずっと側にいました。
15,16
そうして、とうとう、花が枯れるまで。
17,18
巨人は悲しくなって、
しばらくじっとしていましたが。
19,20
立ち上がり、
ゆっくりゆっくり歩き始めました。
21,22
枯れた花があった、乾いた地面に。
太陽の光が差しました。


