そしてまた、君と変わらぬ夏を過ごす


「ほんとに、朝霧さんと付き合ってねえの?」

「告白はされたけどな。どうにも、恋愛的な目では見れなくて」


そんなもんなのかなー、という黎明は、瑞葉のことが好きなのだろう。

そんな噂を聞いたことがあるから。


「そっか。瑞葉ちゃんもついに告白かぁ……」

「あれ、お前らそんな仲良かったっけ」


そう聞くと、黎明は笑って言った。


「お前についての相談乗ってたの」


「……なあ、黎明。瑞葉のことどう思ってんの?」

好きな人とか、友達とか。

そう付け足すと、黎明は迷いのない口調で言った。


「友達」

あと、親友の幼なじみかな?


さりげなく親友、という黎明。

その言葉に、無性に嬉しくなるのはなぜだろう。


わからない。

けれど、今はこの幸せに浸っていたい、と思った。